★悩み★
・Amazon S3の使い方(バケット作成からオブジェク公開)を知りたいな。
・Amazon S3の料金形態を知りたいな。
・静的サイトを公開するためにAmazon S3を使えるのだろうか。
こういった「悩み」に答えます。
★本記事の内容★
① Amazon S3の使い方(バケット作成からオブジェクト公開まで)をご紹介
② Amazon S3の特徴(料金形態やデータ転送方法)をご紹介
③ Amazon S3のユースケースをご紹介
これからご紹介する「Amazon S3の使い方」を実践したことで、筆者は30分以内でAmazon S3で静的サイトを公開できました。
記事の前半では「Amazon S3の使い方(バケット作成からオブジェクト公開まで)」を図を用いて解説しつつ、記事の後半では「Amazon S3の特徴やユースケース」を具体的に解説します。
この記事を読み終えることで、「Amazon S3の使い方」を把握できるだけでなく、「Amazon S3の料金形態やデータ転送方法」も把握した状態になります。
ちなみに、「AWSとは何か?」や「AWSの基礎的なサービスは何か?」を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Amazon S3の使い方(バケット作成〜オブジェクト公開まで)
「Amazon S3の使い方(バケット作成〜オブジェクト公開まで)」に関してご紹介します。
★Amazon S3を使うまでの流れ★
手順1:AWSマネジメントコンソールでAmazon S3を検索
手順2:Amazon S3でバケットを作成
手順3:Amazon S3のバケットにオブジェクトをアップロード
手順4:Amazon S3で静的ウェブコンテンツを公開
上記の流れで、Amazon S3を使うことができます。
上記の各手順は、以下の日時で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2021年4月3日
以降で、上記「Amazon S3を使うまでの流れ」の各手順に関してご説明します。
手順1:AWSマネジメントコンソールでAmazon S3を検索
「手順1:AWSマネジメントコンソールでAmazon S3を検索」に関してご説明します。
まずは、AWSのマネジメントコンソールでS3のページを開きましょう。
Webブラウザを起動し、AWSマネジメントコンソールへアクセスします。
AWSマネジメントコンソール
アクセス後、「サービスを検索する」直下にある検索ボックスに「S3」と入力します(下図の赤枠)。
その後、「S3 クラウド内のスケーラブルなストレージ」をクリックしましょう。
以上で、「手順1:AWSマネジメントコンソールでAmazon S3を検索」は完了です。
手順2:Amazon S3でバケットを作成
「手順2:Amazon S3でバケットを作成」に関してご説明します。
次は、S3でバケットを作成しましょう。
バケットとは、大雑把に言うと「フォルダ」のことです。
左側にある「バケット」(下図の赤枠)をクリックし、「+バケットを作成する」(下図のオレンジ枠)をクリックします。
以下の情報を入力し、「次へ」をクリックしましょう。
・バケット名:今回は「website-1219」と入力
・リージョン:デフォルトのまま
続いて、バケットのオプションを設定します。
今回は、デフォルトのままで「次へ」をクリックします。
続いて、「アクセス許可の設定」をします。
バケットを公開したいので、「パブリックアクセスをすべてブロック」(下図の赤枠)のチェックをはずしましょう。
下図の赤枠部分にチェックをいれ、「次へ」をクリックしましょう。
設定に間違いがないことを確認し、「バケットを作成」ボタンをクリックしましょう。
以上の操作を経て、バケット(下図の赤枠)が作成されます。
以上で、「手順2:Amazon S3でバケットを作成」は完了です。
手順3:Amazon S3のバケットにオブジェクトをアップロード
「手順3:Amazon S3のバケットにオブジェクトをアップロード」に関してご説明します。
次に、作成したS3のバケットにオブジェクトをアップロードしましょう。
オブジェクトとは、大雑把に言うと、バケットに格納されたファイルのことです。
作成したバケット「website-1219」を選択すると、下記画面が表示されます。
以下の内容のindex.htmlを作成しましょう。
hello aws s3
その後、「アップロード」ボタンをクリックし、「index.html」をバケットに格納しましょう。
下記のように「index.html」が格納されます。
以上で、「手順3:Amazon S3のバケットにオブジェクトをアップロード」は完了です。
手順4:Amazon S3で静的ウェブコンテンツを公開
「手順4:Amazon S3で静的ウェブコンテンツを公開」に関してご説明します。
最後に、S3で静的ウェブコンテンツを公開してみましょう。
作成したバケットを選択し、「プロパティ」(下図のオレンジ枠)をクリックします。
その後、「Static website hosting」をクリックし、「このバケットを使用してウェブサイトをホストする」(下図の赤枠)をクリックします。
「インデックスドキュメント」(下図の赤枠)のテキストボックスに「index.html」を入力し、「保存」をクリックします。
先ほどアップロードした「index.html」にチェック(下図のオレンジ枠)をいれましょう。
次に「アクション」(下図の青枠)をクリックし、「公開する」(下図の赤枠)をクリックします。
WebブラウザでバケットのURL(上図の黄緑枠からindex.htmlを除外したURL)にアクセスしましょう。
以上にようにして、S3で静的ウェブコンテンツを表示することができます。
以上で、「手順4:Amazon S3で静的ウェブコンテンツを公開」は完了です。
上記の流れで、Amazon S3を使うことができました。
Amazon S3の特徴(料金形態やデータ転送方法)
「Amazon S3の特徴(料金形態やデータ転送方法)」に関してご紹介します。
★今回ご紹介するAmazon S3の特徴について★
・Amazon S3が使われる場面や用途
・Amazon S3へのデータ転送方法
・Amazon S3の料金形態
・Amazon S3の種類
上記4つの特徴に関してご紹介します。
Amazon S3が使われる場面や用途
「Amazon S3が使われる場面や用途」に関してご説明します。
Amazon S3が使われる場面や用途として、主に下記4つがあります。
★Amazon S3が使われる代表的な場面や用途★
・静的ウェブコンテンツの展開
→ 前章みたいな用途で利用
・メディアの保存と配信
→ mp3などを保存しオブジェクトURLを公開し配信
・大規模な処理と分析のためのデータストア
→ EMRで分析したいデータを保存するなど
・バックアップ用
→ EC2のバックアップを保存するなど
以上が「Amazon S3が使われる場面や用途」となります。
Amazon S3へのデータ転送方法
「Amazon S3へのデータ転送方法」に関してご説明します。
Amazon S3へのデータ転送方法は、複数あります。
Amazon S3へデータを転送する方法は、下記4つがあります。
★Amazon S3へのデータ転送方法★
・GUI経由
→ 転送できる1ファイルあたりの最大サイズは78GB
・CLI(コマンドラインインターフェース)経由
→ 転送できる1ファイルあたりの最大サイズは5TB
→ GUIより高速に転送可能
・S3 Transfer Acceleration
→ 最寄りのエッジロケーション(Amazon CloudFront)へデータ転送し、
Amazon内のネットワークでS3へデータを格納
・AWS Snowball と AWS Snowmobile
→ 配送により物理的にデータを転送
以上が、「Amazon S3へのデータ転送方法」となります。
Amazon S3の料金形態
「Amazon S3の料金形態」に関してご説明します。
Amazon S3の料金に関してご紹介します。
Amazon S3で支払うべき料金は、以下の3つになります。
★Amazon S3の料金体系★
・1ヶ月あたりの保存データ量
・S3から出ていくデータ転送量(S3からデータを取り出す際の転送量)
・リクエスト数(put/copy/post/list/get)
また、支払う必要がない料金は、以下の2つです。
★Amazon S3で支払う必要がない料金★
・S3へのデータ転送量(S3へデータを格納する際の転送量)
・同じリージョン内のEC2やCloudFrontへの転送
以上が、「Amazon S3の料金形態」となります。
Amazon S3の種類
Amazon S3の種類に関してご説明します。
Amazon S3には複数の種類があります。
Amazon S3の種類は、大きく3つあります。
★Amazon S3の種類★
・S3標準:可用性は99.99%
・S3標準-IA:可用性は99.9%
・S3 Glacier:コストは一番低いがオブジェクトの取り出しに3時間必要
Amazon S3のライフポリシーを使うことで、オブジェクトの保存期間に基づいて管理できます。
★Amazon S3のライフポリシーとは★
下記の流れでデータを管理できます。(アクセスしないデータは最終的に削除されます)
データ格納 → S3標準 → 30日経過 → S3 標準-IA → 60日経過 →
Glacier → 365日経過 → 削除
以上が、「Amazon S3の種類」となります。
以上が、Amazon S3の特徴(料金形態やデータ転送方法)となります。
Amazon S3のユースケース
「Amazon S3のユースケース」に関してご紹介します。
Amazon S3を利用するべきユースケースは、以下となります。
★Amazon S3を利用するべきユースケース★
・書き込み後、何度も読み込みがあるケース
・データアクセスが急増するケース
・ユーザー数が多いケース
・データセット数が増加するケース
また、Amazon S3を利用するべきではないユースケースは、以下となります。
★Amazon S3を利用するべきではないユースケース★
・ブロックストレージの要件
(DAS接続はできないためOSブート領域としては使えない)
・頻繁に変更されるデータ
(格納されたデータにおいて、一部分の変更はできないため)
・長期アーカイブ用ストレージ
以上が「Amazon S3を利用するべきユースケース」となります。
Amazon S3を適切な場所で使うようにしましょう。
【まとめ】Amazon S3の使い方【バケット作成〜オブジェクト公開】
今回の記事を通して、Amazon S3の使い方をご紹介することで、以下の悩みを解消しました。
★悩み★
・Amazon S3の使い方(バケット作成からオブジェク公開)を知りたいな。
・Amazon S3の料金形態を知りたいな。
・静的サイトを公開するためにAmazon S3を使えるのだろうか。
「Amazon S3の使い方は?」と悩んでいるあなたにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。
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