【悩み】
・Youtubeの動画アップロードをPythonで自動化したい!無料で可能?
・YoutubeのAPIってある?それは有料で提供?利用申請は必要?
・Youtubeを運用しているが時間がない!どうにかして負担軽減できない?
こういった「悩み」に答えます。
【本記事の内容】
① そもそもYoutubeの動画アップロード自動化とは?
➁ PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化する方法2選
➂ Pythonを使って動画アップロードを自動化する1番簡単な方法
④ 手順:GUI自動化ツールを使ってPythonスクリプトを自作
本記事に掲載した手順を実践したことで、YoutubeのAPIを利用することなくPythonから動画アップロードできるようになりました(下の動画参照)。
記事の前半では「PythonでYoutubeに動画をアップロードする方法」と「IT入門者でも実現できる簡単な手順はあるか?に対する調査結果」を解説します。
記事の後半では、「Pythonを使って動画アップロードを自動化する方法や具体的なプログラム」を説明します。
この記事を読み終えることで、「難解なYoutube APIを使用することなくPythonから動画アップロードができる」状態になります。
そもそもYoutubeの動画アップロード自動化とは?
以下の順番で、Youtubeの動画アップロード自動化に関してご紹介します。
【ご紹介事項】
・実演で理解!Youtubeの動画アップロード自動化とは?
・なぜ動画アップロードを自動化したい?利用場面や利点は?
・動画アップロードを自動化する際の注意点
実演で理解!Youtubeの動画アップロード自動化とは?
YouTubeへの動画アップロードとは、オンライン動画共有プラットフォームであるYouTubeに、自分が制作したビデオコンテンツ(動画)をアップロードするプロセスのことです(下図参照)。
ですので、動画アップロードの自動化とは、対象動画を自動的にYoutubeへアップロードすることを意味します。
Pythonを使うことで、以下の動画のように、対象フォルダに格納された動画を自分自身でYoutubeを操作することなく動画アップロードできます。
なぜ動画アップロードを自動化したい?利用場面や利点は?
Youtubeの動画アップロード自動化は、以下のように様々な場面で求められています。
場面 | 詳細 |
コンテンツクリエイター | YouTube上で活動するコンテンツクリエイターは、定期的に新しい動画をアップロードする必要があります。アップロードを自動化することで、今まで以上に動画制作に専念できます。 |
ビジネスとマーケティング | 企業は、YouTubeをマーケティング戦略の一環として利用します。定期的な動画コンテンツをアップロードすることで、製品やサービスのプロモーション、顧客とのエンゲージメントを高められます。定期的に実施するアップロードプロセスを自動化することで、時間短縮に繋がります。 |
教育機関 | 学校や大学、教育機関は、教育ビデオやオンラインコースを提供するためにYouTubeを使用しています。大量の教材ビデオをアップロードする際、自動化は効率的な方法です。 |
ニュースメディア | ニュース機関や報道機関は、ニュース動画やインタビューを速報としてアップロードする必要があります。動画の自動アップロードを活用することで、より短時間での情報提供を実現できます。 |
動画アーカイブ | 一部の組織や個人は、大量の動画をアーカイブとしてYouTubeに保存することを望む場合があります。これにより、過去のコンテンツへのアクセスが容易になります。 |
また、動画アップロードを自動化することの利点としては、「時間とリソースを節約し、コンテンツの迅速な共有を実現し、効率を向上させる」が挙げられます。
PythonでYoutubeの動画アップロードの自動化を実現することで様々なメリットを得られます。そのため、本記事でご紹介する方法を把握することで損はないです。
動画アップロードを自動化する際の注意点
以上のように動画アップロードを自動化することで、様々な恩恵を得られます。ただし、Youtube上では基本的には禁止されています(下図参照)。
そのため、過度な動画アップロード自動化を実施した場合、スパム行為と認識されYoutubeアカウントが凍結される危険性があります。
今回ご紹介する自動化方法の利用は、自己責任でお願いします。アカウント凍結のリスクがありますので、慎重にご利用ください。
Youtubeの動画投稿を自動化することで様々なメリットを得られます。ただし、過度に実施するとアカウント凍結の恐れがあるので注意してください。
PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化する方法2選
PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化したい場合、本記事執筆時点では、以下の方法があります。それぞれの方法の概要を簡単にご紹介します。
【ご紹介事項】
・方法①:YoutubeのAPIであるData APIを利用
・方法➁:GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作
方法①:YoutubeのAPIであるData APIを利用
Youtubeには、「API」という仕組みがあり、この仕組みを使うことで、Pythonなどのプログラミング言語からYoutubeを操作できます。
YoutubeのAPIには以下の4種類があり、Pythonから動画の自動投稿を行いたい場合、Data APIを選択する必要があります。
項目 | IFrame Player API | Data API | Analytics and Reporting APIs | Live Streaming API |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 有料(無料枠なし) |
できること | YouTube 動画プレーヤーをウェブサイト埋め込み | 動画のアップロード、更新、管理 | アナリティクスや広告の計測データを取得 | ライブイベントの作成、更新、管理 |
各プランで利用できる機能などは、以下の公式サイトで確認できます。詳細を知りたい方は、以下をご覧ください。
>> iFrame Player APIで使える機能(公式サイト)
>> Analytics and Reporting APIsで使える機能(公式サイト)
>> Live Streaming APIで使える機能(公式サイト)
方法➁:GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作
Pythonには、Webブラウザを操作できるライブラリがあります。以下のようなライブラリを使うことで、Pythonプログラム内でYoutubeの動画アップロードを自動で行えます。
ちなみに、冒頭でご紹介した動画では、PyAutoGUIを使って動画投稿を自動化しています。
【GUI自動化ライブラリの一覧】
・PyAutoGUI(詳しくはこちら)
・selenium(詳しくはこちら)
以上が、Youtubeの動画アップロードをPythonで自動化する方法となります。ご自身にあった方法を選択しましょう。
Pythonを使って動画アップロードを自動化する1番簡単な方法
以下に関して順番に説明します。結論から言いますと、PythonからYoutubeへの動画投稿自動化を簡単かつ短期間で実現したい場合、先ほどご紹介した「方法➁:GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作」を採用するしかないです。
【ご紹介事項】
・そもそもYoutubeのAPIではダメな理由
・YoutubeのAPIを使わないPythonライブラリは既に存在する?
そもそもYoutubeのAPIではダメな理由
APIを使うことで、PythonからYoutubeの様々な操作を実現できます。ただし、以下の懸念事項があります。
【懸念事項】
・敷居が高い
APIを利用するためには利用申請や様々な設定が必要
設定ミスをすると情報漏洩や高額請求の恐れあり
・複数APIの実行
動画アップロード時にサムネイルや再生リストを設定したい場合、
動画アップロードAPIとは別にそれ専用のAPI実行が必要
・できないことがある
APIから予約投稿、関連動画、年齢制限、終了画面、カード等の設定が不可
(本記事執筆時点のリファレンスから上記機能を確認できず)
・高いITスキルが必要
公式リファレンスが難解かつ日本語の情報が少ない
以上より、「敷居が高い」「できないことがある」「高いITスキルが必要」といった問題があるため、Youtube APIを使うことを躊躇する方が多いです。
YoutubeのAPIを使わないPythonライブラリは既に存在する?
様々なプログラムが公開されているプラットフォームGitHubで検索したところ、いくつか既存ライブラリが存在していました(下図参照)。
ただし、上記で公開されているプログラムを使う場合、以下の点を注意してください。
注意しなかった場合、「個人情報の流出」「作成プログラムの無償公開」「開発者がバグを早急に解消しなかった場合、理解力不足で自分でバグを修正できず活用したプログラムが動作しなくなる」などが発生します。
注意事項 | 詳細 |
ライセンスの確認 | プログラムがどのようなライセンスで提供されているかを確認しましょう。ライセンスに従って使用する必要があります。一部のライセンスは商業利用を禁止していることがあります。 |
ライセンスの条件の遵守 | ライセンスに記載された条件に従ってください。例えば、一部のライセンスは変更したプログラムを公開することを要求することがあります。 |
プログラムの信頼性 | プログラムの品質、セキュリティ、バグの有無などを確認しましょう。信頼性の低いプログラムを使うと、予期せぬ問題が発生する可能性があります。 |
開発者の信頼性 | プログラム開発者の信頼性も考慮しましょう。セキュリティ上のリスクを最小限に抑えるために、信頼性の低い開発者のプログラムは使わない方が良いです。最悪の場合、プログラム実行時に個人情報を抜き取られる可能性があります。 |
自己責任 | プログラムを使用する際には、自己責任で行動しましょう。開発者が提供するプログラムに対する保証は限られていることが多いため、予期せぬ問題が発生した場合でも自己責任で対処する必要があります。 |
以上より、PythonからYoutubeに動画の自動アップロードを実現したい場合、先ほどご紹介した「方法➁」の採用がオススメです。
方法➁は、「APIと比べて高いプログラミングスキルが不要」「作り方を理解しているため既存ライブラリより安心安全に使える」といった利点があります。
以降で、方法➁の作り方とプログラムに関してご紹介します。
手順:GUI自動化ツールを使ってPythonスクリプトを自作
多くの人に公開することにより、Google社によって「方法➁」が禁止され、Pythonから簡単に動画の自動アップロードができる方法がなくなってしまう可能性があります。
大変申し訳ありませんが、方法➁の作り方は、本記事では非公開とさせてください。
どうしても作り方を知りたい方は、以下の有料記事のご購入を検討してください。有料記事には、「プログラムの流れ」「必要なツールやライブラリをインストール手順」「具体的なプログラム」を掲載しています。
>> PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化する一番簡単な手段(Note)
上記Noteに掲載したプログラムの実行例は、以下となります。PythonからYoutubeを操作でき、動画アップロードの自動化もできています。
上記のプログラムの詳細が気になる方は、以下からアクセスしてください。
>> PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化する一番簡単な手段(Note)
【まとめ】APIなしでPythonからYoutubeに動画アップロードは可能!
いかがでしたでしょうか?
上記で紹介した方法の採用により、YoutubeのAPIを使わないで、Pythonから簡単にかつ無料で動画アップロードの自動化を実現できます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
【おさらい】
・YoutubeのAPIでPythonから動画投稿の自動化は可能!ただし敷居が高い
・既存ライブラリはあるがセキュリティや保守面で高いITスキルが必要
・GUI自動化ライブラリを使うことでPythonから簡単かつ無料で実現可能
Pythonから簡単かつ無料でYoutubeへの動画の自動アップロードをするスクリプトを知りたい方は、以下にアクセスしてください。累計販売部数に応じて、価格を上げていくつもりなので、はやめのご購入をオススメします。
>> PythonでYoutubeの動画アップロードを自動化する一番簡単な手段(Note)