【悩み】
・ツイートをCSVなどのファイルに簡単かつ無料で保存ってできる?
・自分のツイートだけでなく検索ツイートや他人のツイートも保存したい
・データ分析やトレンド調査のためにツイートを収集したい!
こういった「悩み」に答えます。
【本記事の内容】
① X(旧Twitter)でツイートを取得し保存する方法は?
➁ ツイート取得を簡単に実現する方法5選
➂ 取得例:副業を含むツイートをファイル保存してみた
本記事に掲載した方法④を採用し、検索結果を満たすツイート取得を簡単に実現できました。(下の動画参照)。
記事の前半では「そもそもツイート取得とは何か?」と「ツイート取得の操作方法やその必要性」を解説します。
記事の後半では、「ツイートを取得するための5つの方法としてWebサービスやツールなど」をご紹介します。
この記事を読み終えることで、「他人を含む指定アカウントや検索式を満たすツイートを取得しファイルなどに保存することで、確認したいときに確認できる」状態になります。
X(旧Twitter)でツイートを取得する方法は?
以下の順番で、X(旧Twitter)におけるツイート取得とはどういったものなのか?に関してご紹介します。
【ご紹介事項】
・そもそもツイート取得とは?
・ツイートを取得する必要性は?
・一般的なツイートを取得するための操作手順
そもそもツイート取得とは?
X(エックス)、旧Twitterにおける「ツイート取得」とは、Twitter上で特定の条件やキーワードに関連するツイート(ポスト)を見つけて取得し、ファイルなどに保存することを指します。
ツイートを取得する必要性は?
ツイート取得することで様々なメリットがあります。以下にそのメリットを簡単に記載します。
項目 | 詳細 |
情報収集と分析 | 特定のトピックやイベントに関するツイートを取得し、それらのデータを分析することで、トレンドや興味関心の把握、あるいは意見や感想の傾向を理解することができます。これにより、ビジネス戦略の策定やマーケティングの計画立案などに役立ちます。 |
カスタマーサービスとフィードバック収集 | 顧客やユーザーが自社や製品に関してツイートすることがあります。それらのツイートを取得し、顧客のニーズやフィードバックを把握することで、より良いカスタマーサポートや製品改善につなげることができます。 |
トレンドやニュースの把握 | ツイート取得により、リアルタイムでのトレンドやニュースの把握が可能です。特定のキーワードやハッシュタグに関連するツイートを取得することで、最新の話題やトレンドを把握し、適切なタイミングで参加したり、情報を共有したりできます。 |
競合分析 | 競合他社のツイートや活動を追跡することで、市場動向や競合状況を把握することができます。これにより、自社の戦略を洗練させたり、新たなアイディアを得たりすることができます。 |
削除されたツイートの見返し | ツイートは削除される可能性があります。そのため、ツイート取得により、ファイルなどに保存することで、対象ツイートが削除された場合でも内容を確認できます。 |
オフラインでの確認 | ツイート取得により、ローカルファイルなどに保存することで、ネットワークがないオフライン環境でもツイート内容を見返すことができます。 |
一般的なツイートを取得するための操作手順
ツイートを取得するための操作手順は、以下のような手順になります(下図参照)。
【操作手順】
① 話題を検索などからツイート取得したいものを探す
➁ 取得したいツイート内容をフォーカスする
➂ メモ帳などのアプリケーションにコピペする
以上が、ツイート取得の概要とやり方になります。以降で、より簡単にツイート取得を実現できるツールやサービスをご紹介します。
ツイート取得を簡単に実現する方法5選
ツイート取得を簡単に実現ができる「ツール」や「サービス」として、以下の5つがあります。
名称 | 概要 | 料金 | 備考 |
Apify | 指定した検索式を満たすツイートを任意の形式 (JSON、CSV、XML、RSS、HTML テーブル) でダウンロードできます。APIサービスとして提供されています。 | 月額3000円程度(サブスクリプション) | ご紹介ページはこちら |
TwExportly | 指定アカウントのツイートをCSVまたはExcel形式でダウンロードできます。Chrome拡張機能として提供されています。 | 月額3800円程度(サブスクリプション) | ご紹介ページはこちら |
ついすぽ -Tweet Export- | ついすぽを使うことで、Twitterの検索結果ページで表示されているツイートをCSV形式でダウンロードできるようになります。Chrome拡張機能として提供されています。 | 無料 | ご紹介ページはこちら |
X(旧Twitter)の運用ツール | 指定した検索式を満たすツイートをCSV形式のファイルに保存できます。ツイート取得に特化したツールで、GUIアプリケーションとして提供されています。 | 2490円(買い切り) | ご紹介ページはこちら |
APIなどでポスト取得し分析するプログラムを自作 | プログラミングを駆使することでツイート取得を自作できます。 | 無料 | 自作手順はこちら |
以降で、それぞれの特徴に関して簡単に解説します。
方法①:Apify
・検索式を満たすツイートを任意の形式でダウンロードできる
任意の形式:JSON、CSV、XML、RSS、HTML、テーブル
・API提供なため自社製品などの既存プログラムに組み込みやすい
Apifyでは、Twitter上の検索結果のツイートを指定した形式で取得できます。
ツイートの文章内容はもちろん、いいね数やリプライ数などのエンゲージメント数も取得できます。取得できる情報の詳細に関しては、以下の公式サイトをご覧ください。
APIとしてApifyの機能を利用することができるため、既存プログラムに組み込みやすく、リアルタイムなツイート取得を実現できます。
・料金:$20.00/month
・トライアル:あり(1日間)
・Apifyの公式サイトはこちら
方法➁:TwExportly
・指定アカウントのツイートをCSVまたはExcel形式でダウンロードできる
・自分自身のアカウントを利用することなくツイート取得が可能
TwExportlyでは、アカウントベース(例:@kakedashiman1)でツイートを取得し、ファイルに保存できます。
Chrome拡張機能として提供されているTwExportlyを使うことで、ツイートの内容はもちろんとして、引用、返信、リツイートまでを取得できます。
TwExportlyを使う際に、ご自身のTwitterアカウントにログインする必要がないため、利用者の個人情報やアカウント情報が危険にさらされることがないです。
・料金:$25.95/month
・トライアル:なし
・Apifyの公式サイトはこちら
方法➂:ついすぽ -Tweet Export-
・検索ページに表示されたツイートをCSVとしてダウンロードできる
・Chrome拡張機能として完全無料で使うことができる
ついすぽでは、Twitter上の検索結果のツイートをCSV形式で取得できます。
ツイート自体の情報(テキスト・URL・投稿日時・いいね/RT/リプライ/引用数など)だけでなく、ツイートしたユーザーの情報(@・名前・アカウント作成日・フォロー数・フォロワー数・ツイート数など)も取得できます。
ただし、他にご紹介したものとは異なり、ツイート取得の完全自動化は実現できません。ついすぽは、手作業の簡略化を目指したものとなります。
また、使い方に少し癖があるため要注意です。詳しい使い方に関しては、以下の公式サイトをご覧ください。
・料金:無料
・ついすぽの公式サイトはこちら
方法④:X(旧Twitter)の運用ツール
・指定した単語を含むツイートをCSV形式のファイルに自動保存し確認可能
・Twitterの検索式を使えるため対象期間などの細かい設定をした調査が可能
ITエンジニアとして10年ほど働いている筆者が開発した買い切りツールです。
このツールでは、X(旧Twitter)で利用される検索式を用いることで、検索式を満たす投稿や使用されたハッシュタグの利用回数を確認できます。
検索式の組み立て方に関しては、こちらのX(旧Twitter)の公式サイトをご覧ください。また、以下に検索式の例を記載します。
【検索式の例】
・いずれかのハッシュタグを含むツイートを検索
検索式:#Python OR #ruby
・指定ユーザーのツイート内で特定テキストを含むツイートを検索
検索式:techbooktrend from:kakedashiman1
・ある文字を含む かつ 日本語 かつ ハッシュタグを満たすツイートを検索
検索式:python lang:ja filter:hashtags
検索式では様々な細かい設定ができます。例えば、「期間の指定」や「言語指定」などができます。
そのため、このツールを使うことで、「ある期間に投稿されたツイート」や「ハッシュタグが付けられたツイート」などを取得し、ファイル保存できます。
・料金:2490円(買い切り)
・トライアル:無料サンプルの提供あり
・X(旧Twitter)の運用ツールのご紹介ページはこちら
方法⑤:APIなどでポスト取得し分析するプログラムを自作
X(旧Twitter)では、API(Application Programming Interface)という仕組みを提供しており、この仕組みを使うことで、簡単にPythonなどのプログラミング言語からポスト(ツイート)を取得できます。
ちなみに、このAPIという仕組みを使わなくても実現は可能です。詳細に関しては以下の記事をご覧ください。
>> 【入門】PythonでTwitterと連携する2つの方法を解説
APIなどで取得したポストをCSV形式などのファイルに保存するプログラムを自作することで、「無料」でツイート取得を実現できます。
以上のように、ツイート取得できるツールやサービスは多数あります。以下の基準で選ぶことをオススメします。
【選ぶ基準】
・完全自動でなくて良い:方法➂のついすぽを選択
・買い切り型が良い:方法④のX(旧Twitter)の運用ツールを選択
・無料が良い:方法➂または方法⑤を選択
・指定アカウントのツイートのみ取得したい:方法➁のTwExportlyを選択
・他人のツイートを抽出したい:好きなものを選択
取得例:副業を含むツイートをファイル保存してみた
方法④を採用し、「副業」という単語を含むツイートを取得し、CSV形式のファイルに保存してみました。
>> 方法④:X(旧Twitter)の運用ツールの詳細はこちら
方法④「X(旧Twitter)の運用ツール」を使うことで、パソコンを操作することなく完全自動で1000件のツイートを取得できました。ツイートが記載されたファイルを以下に掲載しましたので、内容を確認したい方はダウンロードをお願いします。
ちなみに、「分析期間:2023年11月29日から2023年11月30日」「利用検索式:副業 lang:ja」「取得投稿数:1000件」となります。
以上のように、ご自身にあったツールやサービスを使うことで、簡単にツイートを取得することができます。そして、取得したツイートを利活用することで、より効果的なX(旧Twitter)の運営ができます。
【まとめ】ツイート取得を手短に調べたい場合はツールやサービスを使うこと!
いかがでしたでしょうか?
上記で紹介した方法を採用することで、X(旧Twitter)のツイートを簡単に取得することができます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
【おさらい】
・ツイートを取得しファイル保存することでオフラインでも見られる!
・手作業でもツイートを取得しファイル保存できるが時間がかかる…
・ツールかサービスを使うことでツイート取得を自動で実現できる!
本ブログでは、「Twitter運用やTwitterのデータ分析に役に立つツール」や「業務の時短化に繋がるIT技術」などを発信しています。定期的に更新していますので、ぜひブックマークをよろしくお願いいたします。
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