【悩み】
・DMM APIを使ってみたいけど登録や申請などは必要?
・DMM APIを使いたい!必要な手続きや準備を詳しく知りたい。
・そもそもDMM APIって何?どういう場面で使うべき?
こういった「悩み」に答えます。
【本記事の内容】
① そもそもDMM APIとは?
➁ DMM APIの申請手順
➂ よくある質問(FAQ)
記事の前半では「そもそもDMM APIとは何か?」「DMM APIの申請手順」を解説します。
記事の後半では、「DMM APIの申請周りでよくある質問や疑問」をご紹介します。
この記事を読み終えることで、「DMM APIとは何かを理解した上で、DMM APIの申請ができる」状態になります。
そもそもDMM APIとは?
以下の順番で、DMM APIとはどういったものなのか?に関してご紹介します。
【ご紹介事項】
・DMM APIとは?何ができる?
・どのような場面で利用する?
・使う際の注意点
DMM APIとは?何ができる?
DMM API(別名:DMM Web APIサービス)とは、「通販、動画配信、ネット宅配DVDレンタルなどを行う総合エンターテイメントサイトであるDMM」に掲載された商品情報などをウェブブラウザを介さずに取得できるサービスのことです。
上図の公式サイトに記載されていますが、DMM APIとしては、以下の検索機能を提供しています。
機能名 | できること | 取得できる情報一覧 |
商品情報API | DMM.comの商品の情報を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
女優検索API | 女優情報を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
ジャンル検索API | ジャンル一覧を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
メーカー検索API | メーカー一覧を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
シリーズ検索API | シリーズ一覧を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
作者検索API | 作者一覧を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
フロア検索API | フロア一覧を取得することが可能 | こちらの公式サイト参照 |
どのような場面で利用する?
DMM APIは、以下の場面でよく利用されます。
利用場面 | 利用目的 | 活用例 |
コンテンツ検索 | ある条件を満たすDMM・Fanza(ファンザ)商品の紹介 | DMM APIを使うことで、お気に入り女優さんが出演しているキャンペーン中の商品を検索できるサービスなどを作成できます。また、DMM APIを使うことで検索にかかる時間を大幅に短縮できます。 |
マーケティング調査 | 売れ筋商品の分析 | DMM APIにより商品のレビュー情報を取得しExcelやプログラミングなどで売れ筋商品の要因などを分析できます。 |
コレクション(収集) | 特定条件を満たす商品のサンプル画像やサンプル動画の収集 | ある女優さんが出演している商品のサンプル画像やサンプル動画を集め、それを活用したファンサイトを作成できます。 |
使う際の注意点
DMM APIの利用規約を遵守した上で使いましょう。以下に、利用規約を要約したものを掲載いたします。
本規約は、合同会社DMM.comが提供するDMMウェブサービス(DMM商品情報など)の利用条件を定めたものである。
デベロッパーは、アフィリエイト報酬を得る目的でサービスを使う場合、DMMアフィリエイト参加規約に従わなければならない。
デベロッパーには、ウェブサービスを識別するAPIIDが発行される。APIIDは厳重に管理しなければならない。
ウェブサービスの知的財産権はDMMまたはライセンサーに帰属し、デベロッパーには使用のみが許諾される。
デベロッパーはウェブサービスを使ってアプリを作成できるが、DMM以外へのリンクは禁止される。
一定の禁止行為(違法行為、権利侵害、DMM競合等)が定められている。
アプリのユーザートラブル等はデベロッパーが責任を負う。個人情報保護等の法令も遵守しなければならない。
DMM側でウェブサービスの仕様変更や提供中止ができる。デベロッパーには補償義務がある場合がある。
ウェブサービスの正確性等は一切保証されない。中断や損害に対する責任もない。
本規約に関連する紛争の裁判管轄は東京地方裁判所が専属的合意管轄。
また、DMM APIを使いたい場合、DMM APIの運営元であるDMMに対して申請手続きを行い、その手続きの中にある承認審査を通過する必要があります。
その承認審査に通過できなかった場合、DMM APIを利用することはできないので注意してください。
以上が、DMM APIに関する簡単な概要となります。以降では、DMM APIの申請手順を図を用いながらなるべく分かりやすくご紹介します。
DMM APIの申請手順【4手順・最短1日で利用可能】
今までご紹介し続けてきた「DMM API」の申請手順を、以下の順番で説明します。
【流れ】
全体像:DMM APIを使うまでの流れ
手順1:DMM無料会員登録
手順2:Webサービス利用登録
手順3:API IDの確認
手順4:DMM APIの動作確認
全体像:DMM APIを使うまでの流れ
DMM APIを使うまでの流れを以下の図および表に記載します。
注意点としては、DMM APIを使うにあたって、運営元であるDMMの審査を通過する必要があるという点です。
工程 | 概要 | 備考 |
手順1:DMM無料会員登録 | DMM.comの会員登録を実施 | メールアドレスまたはSNSアカウントが必要 |
手順2:Webサービス利用登録 | DMM APIを使うためにはDMMアフィリエイト登録が必要なためその登録を実施 | ・サイトまたはSNSアカウントが必要 ・審査あり(最短1日後に結果通達) |
手順3:API IDの確認 | DMM APIを使うために必要な情報を確認 | – |
手順4:DMM APIの動作確認 | DMM APIが正しく動作することを確認 | – |
DMM無料会員登録
DMM APIを使うためには、DMM.comの会員になる必要があります。無料の会員登録をするために、ウェブブラウザで以下のURLにアクセスしてください。
アクセス後、「メールアドレス」「パスワード」を入力したのちに、「認証コードを送信すする」をクリックします(下図参照)。
クリック後、数分以内に登録したメールアドレスに対して、「DMM:会員登録認証コードのお知らせ」という件名のメールが届きます。その後、メールを開封し、「認証コード」の部分をメモしてください。
次に、メモした認証コードを入力します(下図参照)。
以上でDMM.comの無料会員登録は完了です。
Webサービス利用登録
次に、DMM APIを使うためには、Webサービス利用登録(DMMアフィリエイト)が必要です。登録するためにウェブブラウザで以下のURLにアクセスしてください。
>> ウェブサービス利用登録(DMMアフィリエイト)のサイト
アクセス後、「アフィリエイトID」「運営サイト名」「運営サイトURL」を入力したのちに、「入力内容を確認する」をクリックします(下図参照)。
クリック後、登録内容に問題がないことを確認した上で「登録を完了する」をクリックしましょう(下図参照)。
その後、下図のように登録完了画面が表示されます。本画面表示後から、DMMによる審査が行われます。審査はだいたい1日から3日程度かかります。
審査結果はメールに通知されます。筆者の場合、申請から1日後に「サイト審査結果のお知らせ」という件名のメールが届きました(下図参照)。
以上でWebサービス利用登録は完了です。
API IDの確認
審査合格後、DMM APIを使うために必要な「API ID」を確認しましょう。確認するために、ウェブブラウザでDMMアフィリエイトにログインしてください。
ログイン後、API IDを確認するために、「webサービス」をクリックし「API IDを発行する」をクリックしましょう。
クリック後、「DMM会員さんのAPI ID」部分にAPI IDが表示されます。DMM APIを使うために必要となる情報ですのでメモしておきましょう。
DMM APIの動作確認
最後に、DMM APIの動作確認をしましょう。
動作確認するためには、URLを作る必要があります。以下のリファレンスを参照し、URLを作成してみてください。
>> 商品情報APIのリファレンス(公式サイト)
>> 女優検索API(公式サイト)
>> ジャンル検索API(公式サイト)
>> メーカー検索API(公式サイト)
>> シリーズ検索API(公式サイト)
>> 作者検索API(公式サイト)
>> フロア検索API(公式サイト)
本記事では、動作確認URLとして以下を使います。<>の部分は、ご自身の情報を設定してください。
https://api.dmm.com/affiliate/v3/ItemList?api_id=<API ID>&affiliate_id=<アフィリエイトID
>-990&site=FANZA
その後、ウェブブラウザを起動しアドレス欄に作成した動作確認URLを入力しアクセスしましょう。
アクセス後、下図のように「”status”: 200」が表示された場合、正常にDMM APIが動作したと判断できます。
ちなみに、以下のツールを使うことで、DMM APIをより簡単に使うことができ、さらに、定期的にセール中の商品情報をも取得できるようになります。
>> 【体験版あり】DMMの商品データ取得を自動化しアダアフィの効率化へ
以上が、DMM APIの申請手順となります。以降では、DMM APIの申請に対するよくある質問や疑問に関して回答します。
よくある質問(FAQ)
DMM API申請手順に関して様々な疑問があるかと思います。ここでは、以下の「よくある質問」や「疑問」に対して解説します。
【よくある質問や疑問の一覧】
・ブログなどのウェブサイトがないとDMM APIを使えない?
・登録したWebサービス情報を変更できる?
・Webサービス利用登録にて非承認になった!どうすればいい?
ブログなどのウェブサイトがないとDMM APIを使えない?
ブログなどのウェブサイトがなくてもDMM APIを申請できます。ただし、ブログの代わりとして、SNSアカウントをDMM API申請時に登録する必要があります。
本記事執筆時点では、以下のSNSアカウントを申請時に指定できます。
【申請時に指定できるSNS一覧】
・X(旧Twitter)
・Instagram(インスタ、インスタグラム)
・Youtube
登録したWebサービス情報を変更できる?
DMM API申請時に以下のWebサービス情報を登録します。
【Webサービス情報】
・アフィリエイトID
・運営サイト名
・運営サイトURL
上記に項目において、「運営サイト名」「運営サイトURL」に関しては登録後でも情報を変更できます。
変更したい場合、下記URLにアクセス後、「変更」ボタンをクリックしましょう。
また、別のWebサービス情報を追加することもできます。その際は、上図のように「サイトURLを追加申請する」をクリックしてください。
Webサービス利用登録にて非承認になった!どうすればいい?
非承認となると理由としては、「Webサービス利用登録に使ったブログやSNSアカウントが運営されているように見えない」があると考えられます。
ちなみに、筆者は、初めに以下の状態のブログをWebサービス利用登録しました。その後、以下の状態のX(Twitter)アカウントを利用登録しました。いずれも申請から1日後に審査通過メールが来ました。
【筆者が登録した際の状況】
・ブログ:
3年ほど運営
公開記事数は400程度
DMM商品を紹介した記事はなし
・X(Twitter):
FANZAアカウントの引用ポスト1件
FANZAアカウントのポストを5件ほどいいねとリポスト
DMM商品を紹介したポスト2件
・Instagram(インスタ、インスタグラム):
DMM商品を紹介したリール2件
アカウント開設から1週間程度経過したアカウントで申請
いかがだったでしょうか?不安は解消できましたか?
不安が解消されましたら、先ほどご紹介した申請手順に従いながら、DMM APIを申請してみましょう!
【まとめ】DMM APIの申請は簡単!ただし審査あり!
いかがでしたでしょうか?
上記でご紹介した手順を実践することで、DMM APIを申請でき、DMM API経由でDMM商品の情報を取得できます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
【おさらい】
・DMM APIとはDMM商品情報をブラウザなしで取得できるサービスのこと
・ご紹介した4つの手順によりDMM API使うことができる!
・DMM APIには審査通過が必須!運用中のブログかSNSを登録すること!
本ブログでは、「様々な作業を自動化するために必要なプログラミング」や「業務の時短化に繋がるIT技術」などを発信しています。定期的に更新していますので、ぜひブックマークをよろしくお願いいたします。
>> IT技術やその学び方を発信しているサイト「駆け出し物語」(本ブログ)
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