MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法

MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法

 

★悩み★
・MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法は?
・インストールしたMySQLにおいて、初期設定とか必要?
・インストールしたMySQLの起動や停止方法を知りたい。



こういった「悩み」に答えます。
 

★本記事の内容★
➀ MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法
➁ Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定方法
➂ Linuxに導入したMySQLの起動/停止/状態確認/バージョン確認方法



これからご紹介する「MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法」を実践したことで、筆者は30分以内でLinux(CentOS/RHEL)にMySQLをインストールできました。
 

記事の前半では「MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法」をコマンドベースで紹介します。

記事の後半では「インストールしたMySQLの起動/停止/状態確認/バージョン確認の方法」を紹介します。
 

この記事を読み終えることで、「MySQLをLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法」を把握できるだけでなく、「インストールしたMySQLの起動や停止方法」も把握した状態になります。
 

★MySQLとは★
MySQLは、Oracle社が開発しているオープンソースのデータベース管理システムです。MySQLは、YoutubeやWikipediaなどの大規模なサービスに利用されています。
参照:MySQLとは(MySQLの公式サイト)



ちなみに、インストールしたMySQLにデータを追加したい方には、以下の記事がオススメです。
 


 

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MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法

MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法


「MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法」に関してご紹介します。
 

★MySQLをLinux(CentOS/RHEL)にインストールするまでの流れ★
手順1:MySQLのリポジトリを追加
手順2:yum(dnf)でMySQLをインストール



上記手順を実施することで、MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールできます。
 

上記の各手順は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2021年8月3日
動作確認済み環境:CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)



以降で、上記「MySQLをLinux(CentOS/RHEL)にインストールするまでの流れ」の各手順に関してご説明します。
 

手順1:MySQLのリポジトリを追加

「手順1:MySQLのリポジトリを追加」に関してご説明します。
 

MySQLをLinuxにインストールするために、MySQL公式サイトに公開されているリポジトリを追加しましょう。



MySQLのリポジトリを追加するために、「端末」または「コマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを順に実行してください。

# yum localinstall http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-7.noarch.rpm
# ls /etc/yum.repos.d/ | grep mysql
mysql-community-source.repo
mysql-community.repo
# 



コマンド実行後、「mysql-community-source.repo」と「mysql-community.repo」が表示された場合、「正常にMySQLのリポジトリを追加できた」と判断できます。
 

以上で、「手順1:MySQLのリポジトリを追加」は完了です。
 

手順2:yum(dnf)でMySQLをインストール

「手順2:yum(dnf)でMySQLをインストール」に関してご説明します。
 

yum(dnf)コマンドを実行することで、MySQLをLinux(CentOS/RHEL)にインストールできます



MySQLをLinuxにインストールするために、以下のyum(dnf)コマンドを実行してください。

# yum install -y mysql-community-server



yum(dnf)コマンド実行後、「/etc/my.cnf」が存在する場合、「正常にLinuxにMySQLをインストールできた」と判断できます。
 

以上で、「手順2:yum(dnf)でMySQLをインストール」は完了です。
 

yum(dnf)コマンドにより、2手順でLinuxにMySQLをインストールできます。
MySQLは、インストール後に初期設定をする必要があります。
以降で、初期設定手順を解説しますね。


 

Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定方法

Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定方法


「Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定方法」に関してご紹介します。
 

★Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定手順★
手順1:LinuxにインストールしたMySQLの初期設定
手順2:MySQLにログインし動作確認



上記手順を実施することで、Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLを使える状態にできます。
 

上記の各手順は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2021年8月3日
動作確認済み環境:CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)



以降で、上記「Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定手順」の各手順に関してご説明します。
 

手順1:LinuxにインストールしたMySQLの初期設定【文字コードの変更】

「手順1:LinuxにインストールしたMySQLの初期設定」に関してご説明します。
 

LinuxにインストールしたMySQLで利用する文字コードを「UTF8」に変更しましょう。
変更しなかった場合、日本語を含むデータをMySQLに登録できません。



MySQLの内部で利用する文字コードを「UTF8」に変更するために、以下のようにMySQLの設定ファイル(/etc/my.cnf)を修正してください。

# cat /etc/my.cnf

[mysqld]
datadir=/var/lib/mysql
socket=/var/lib/mysql/mysql.sock

symbolic-links=0

log-error=/var/log/mysqld.log
pid-file=/var/run/mysqld/mysqld.pid

skip-character-set-client-handshake
character-set-server = utf8
collation-server = utf8_general_ci
init-connect = SET NAMES utf8
explicit_defaults_for_timestamp=true

[client]
default-character-set=utf8

[mysqldump]
default-character-set=utf8
 
[mysql]
default-character-set=utf8



以上で、「手順1:LinuxにインストールしたMySQLの初期設定」は完了です。
 

手順2:MySQLにログインし動作確認

「手順2:MySQLにログインし動作確認」に関してご説明します。
 

LinuxにインストールしたMySQLにログインできるかを確認しましょう。



MySQLの動作確認として「MySQLにログインできるか」を確認します。
MySQLにログインするために、以下のコマンドを順に実行してください。

# systemctl restart mysqld
# cat /var/log/mysqld.log | grep root
2021-08-03T11:41:27.715128Z 1 [Note] A temporary password is generated for root@localhost: u(ZzGXnel5o7
# mysql -u root -p
Enter password: ★u(ZzGXnel5o7を入力★
Welcome to the MySQL monitor.  Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 3
Server version: 5.7.35

Copyright (c) 2000, 2021, Oracle and/or its affiliates.

Oracle is a registered trademark of Oracle Corporation and/or its
affiliates. Other names may be trademarks of their respective
owners.

Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.

mysql>



コマンド実行後、「mysql>」が表示された場合、「正常にLinuxにインストールしたMySQLにログインできた」と判断できます。
 

以上で、「手順2:MySQLにログインし動作確認」は完了です。
 

上記の流れで、Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLの初期設定と動作確認ができました。
以降で、LinuxにインストールしたMySQLの基本的な運用コマンドをご紹介します。


 

Linuxに導入したMySQLの起動/停止/状態確認/バージョン確認方法

Linuxに導入したMySQLの起動/停止/状態確認/バージョン確認方法


「Linuxに導入したMySQLの起動/停止/状態確認/バージョン確認方法」に関してご紹介します。
 

★LinuxにインストールしたMySQLの基本的な操作★
・LinuxにインストールしたMySQLのバージョンを確認する方法
・MySQLを起動する方法
・MySQLの起動停止状態を確認する方法
・MySQLを停止する方法



上記が、MySQLの基本的な操作となります。
 

上記の各操作は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2021年8月3日
動作確認済み環境:CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)



以降で、上記「LinuxにインストールしたMySQLの基本的な操作」の各項目に関してご説明します。
 

LinuxにインストールしたMySQLのバージョンを確認する方法

「LinuxにインストールしたMySQLのバージョンを確認する方法」に関してご説明します。
 

LinuxにインストールされたMySQLのバージョンを確認するコマンドをご紹介しますね。



MySQLのバージョンを確認するために、「端末またはコマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを実行してください。

# mysqld --version
mysqld  Ver 5.7.35 for Linux on x86_64 (MySQL Community Server (GPL))



コマンド実行後、「mysqld Ver <バージョン名>」が表示された場合、「正常にLinuxにインストールしたMySQLのバージョンを表示できた」と判断できます。
 

以上が、「LinuxにインストールしたMySQLのバージョンを確認する方法」となります。
 

MySQLを起動する方法

「MySQLを起動する方法」に関してご説明します。
 

LinuxにインストールしたMySQLを起動するためのコマンドをご紹介しますね。



Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLを起動するために、「端末またはコマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを実行してください。

# systemctl start mysqld
# echo $?
0
# 



コマンド実行後、「0」が表示された場合、「正常にMySQLを起動できた」と判断できます。
 

以上が、「MySQLを起動する方法」となります。
 

MySQLの起動停止状態を確認する方法

「MySQLの起動停止状態を確認する方法」に関してご説明します。
 

MySQLが「起動しているか?」「停止しているか?」を確認するためのコマンドをご紹介しますね。



MySQLの起動有無を確認するために、「端末またはコマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを実行してください。

# systemctl status mysqld
● mysqld.service - MySQL Server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/mysqld.service; enabled; vendor preset: disabled)
   Active: inactive (dead)
     Docs: man:mysqld(8)
           http://dev.mysql.com/doc/refman/en/using-systemd.html



コマンド実行後、「Active: inactive (dead)」が表示された場合、「MySQLは停止している」と判断できます。
 

以上が、「MySQLの起動停止状態を確認する方法」となります。
 

MySQLを停止する方法

「MySQLを停止する方法」に関してご説明します。
 

LinuxにインストールしたMySQLを停止するためのコマンドをご紹介しますね。



Linux(CentOS/RHEL)にインストールしたMySQLを停止するために、「端末またはコマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを実行してください。

# systemctl stop mysqld
# echo $?
0
# 



コマンド実行後、「0」が表示された場合、「正常にMySQLを停止できた」と判断できます。
 

以上が、「MySQLを停止する方法」となります。
 

以上が、MySQLの基本的な操作コマンドとなります。



ちなみに、「MySQLを基礎から体系的に学びたい」や「その他のMySQLのコマンドを知りたい」方は、以下の参考書がオススメです。



動画で学びたい方には、以下をオススメします。

MySQL入門@udemy


 

【まとめ】MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法

【まとめ】MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法


今回の記事を通して、「【MySQLをyumでCentOS/RHELにインストールする方法」をご紹介することで、以下の悩みを解消しました。
 

★悩み★
・MySQLをyum(dnf)でLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法は?
・インストールしたMySQLにおいて、初期設定とか必要?
・インストールしたMySQLの起動や停止方法を知りたい。



「MySQLをLinux(CentOS/RHEL)にインストールする手順は?」や「MySQLの起動/停止/バージョン確認する方法は?」で悩んでいるあなたにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。

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