★悩み★
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは、一体どんな機能なの?
・AWSのAuto Scalingを使うと、どんなメリットや注意点があるのかな。
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組みや利用例を知りたい。
こういった「悩み」に答えます。
★本記事の内容★
① AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは?を解説
② AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み/メリット/注意点を解説
これからご紹介する『「AWSのAuto Scalingとは何?」を解決!メリットや注意点を図解』を理解することで、「AWS Certified Solutions Architect – Associateの合格率アップ(筆者は合格済み)」および「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)を利用するべきユースケースの理解」を見込めます。
記事の前半では「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは何?」の疑問を解消します。
記事の後半では「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み、メリット、注意点、利用例」を紹介します。
この記事を読み終えることで、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは何か?」を把握できるだけでなく、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)をどういった場面で使うべきか」も把握した状態になります。
ちなみに、「そもそもAWSとは何?」を知りたい方には、以下の記事がオススメです。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは?
「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは?」に関してご紹介します。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)がどのような機能(どういった問題を解決してくれるか?)なのかを説明しますね。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは、以下の機能のことです。
★AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは★
Auto Scaling(オートスケーリング)とは、ある条件に応じて、自動的にソフトウェアやアプリケーションなどの性能や処理能力を増減(スケーリング)させることです。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)を使うことで、以下の問題を解決できます。
★AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)で解決できること★
・ネットショップのバーゲンセール開始時にアクセスが急増した場合、ウェブサーバ数を自動的に増やせる(スケールアウト)。その結果、アクセスできない状態を防げる。
・ネットショップのバーゲンセール終了時にアクセスが減少した場合、ウェブサーバ数を自動的に減らせる(スケールイン)。その結果、無駄な費用を削減できる。
以上が、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは、何か?」となります。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)を使うことで、条件に合わせて自動的にシステムの性能を変化させられます。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み/メリット/注意点
「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み/メリット/注意点」に関してご紹介します。
★AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)で押さえておくべきこと3選★
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組みを解説
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)のメリットを解説
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の注意点を解説
以降で、上記「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)で押さえておくべきこと3選」の各項目に関して説明します。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み
「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み」に関して解説します。
「オートスケーリングをどのようにして実現しているのか?」に関して説明しますね。
AWSでAuto Scaling(オートスケーリング)するためには、以下の3つのサービスが必要です。
★AWSでAuto Scaling(オートスケーリング)ために必要なサービス★
・Amazon CloudWatch
・Amazon Auto Scaling
・Elastic Load Balancing
上記3つのサービスを組み合わせることで、以下のようなオートスケーリングを実現できます。
AWSでオートスケーリングを実現させるために利用する「Amazon CloudWatch」「Amazon Auto Scaling」「Elastic Load Balancing」がどのようなサービスなのかを以降で簡単に説明しますね。
Amazon CloudWatch【モニタリングするサービス】
AWSに配備したインスタンスの稼働率などをAmazon CloudWatchで監視できます。
Amazon CloudWatchの機能として、以下の4つの機能があります。
★Amazon CloudWatchの機能★
・メトリクスのモニタリング
・ログのモニタリング
・アラーム
・イベント
Amazon CloudWatchの1つの機能「メトリクスのモニタリング」では、以下ができます。
★Amazon CloudWatchの「メトリクスのモニタリング」について★
システムのパフォーマンスに関するデータ(CPUやIOなどの平均使用率)を収集することができます。
ただし、EC2内で動作しているプロセスの死活監視はできません。
Amazon CloudWatchの1つの機能「ログのモニタリング」では、以下ができます。
★Amazon CloudWatchの「ログのモニタリング」について★
AWSサービスのログを収集し、指定した場所(S3など)に保存する機能です。
Amazon CloudWatchの1つの機能「アラーム」では、以下ができます。
★Amazon CloudWatchの「アラーム」について★
指定した期間(例えば14時から15時)にあるメトリクス(例えばCPU平均使用率)が、一定期間(例えば10分間)設定した閾値(平均使用率が90%)を超えたら、メールで通知などができます。
Amazon CloudWatchの1つの機能「イベント」では、以下ができます。
★Amazon CloudWatchの「イベント」について★
AWSサービスのログ(例えばLambdaの実行ログ)から、特定の単語を検出した場合(例えばerror)に、あるAWSサービスを実行することができる機能です。
上記機能を有するAmazon CloudWatchを利用することで、「AWSで構築したシステムの負荷を監視」と「通知」ができます。
Amazon Auto Scaling【性能を増減させるサービス】
Amazon Auto Scalingを使うことで、指定された条件に基づきインスタンス/性能を増減(スケーリング)できます。
Amazon Auto Scalingによるスケーリング方法は、以下の3つがあります。
★Amazon Auto Scalingのスケーリングの方法★
・時間指定
→例えば、深夜の時間帯は、EC2のインスタンス数を減少させる。
・動的
→CloudWatchと連携し、EC2のCPU使用率に基づきスケーリングさせる。
・予想的
→機械学習に基づきスケーリングさせる。
上記機能を有するAmazon Auto Scalingを利用することで、AWSで構築したシステムの性能をスケーリング(増減)できます。
Elastic Load Balancing【アクセスを均一に振り分けるサービス】
Elastic Load Balancingを使うことで、アクセスを均一に振り分けることができます。
より詳しくElastic Load Balancingを知りたい方には、以下の記事がオススメです。
以上が、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み」となります。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)のメリット
「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)のメリット」に関して解説します。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)を使うことで、3つのメリットがあります。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)のメリットは、以下となります。
★Auto Scalingのメリットその①:「耐障害性の向上」★
異常なインスタンス(サーバ)を検出し、異常なインスタンス(サーバ)の代わりに新しいインスタンス(サーバ)を自動で追加(起動)することで、システムを継続運用できます。(下図参照)
★Auto Scalingのメリットその②:「可用性の向上」★
運用しているサービスなどにおいて、利用できない時間を削減できます。
例えば、ネットショップのバーゲンセール開始時にアクセスが急増した場合、ウェブサーバ数を自動的に増やせます(スケールアウト)。
その結果、アクセスできない状態を極力削減できます。
★Auto Scalingのメリットその③:「コスト最適化」★
システム負荷や期間に応じて、性能を動的にスケーリングできます。低負荷な場合、性能を低くすることで、システムにかかる費用を節約できます。
以上が、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)のメリット」となります。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の注意点
「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の注意点」に関して解説します。
AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)を使う場合、3つの注意点があります。
AWSでAuto Scaling(オートスケーリング)を実現する場合、以下を注意しましょう。
★AWSでAuto Scaling(オートスケーリング)する際の注意点★
・スケールアウトは迅速に行うこと。(システムダウンを回避するため)
・スケールインはゆっくり行うこと。(急な性能劣化は利用者に影響あり)
・ライフサイクルフックを使用することで、削除対象となるインスタンスを一定時間残した後に削除できる。
→ 動的追加したマシンのログを収集したい場合に利用しましょう。
以上が、「AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の注意点」となります。
以上が、AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み/メリット/注意点となります。
【まとめ】「AWSのAuto Scalingとは何?」を解決!メリットや注意点を図解
いかがでしたでしょうか?
「図を用いて、AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組み/メリット/注意点」を解説し、以下の悩みを解決しました。
★悩み★
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)とは、一体どんな機能なの?
・AWSのAuto Scalingを使うと、どんなメリットや注意点があるのかな。
・AWSのAuto Scaling(オートスケーリング)の仕組みや利用例を知りたい。
「AWSでのAuto Scaling(オートスケーリング)とは何?」と悩んでいるあなたにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。
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