★悩み★
・サイトの検索順位をチェックするツールはないのだろうか。
・RankTrackerなどの「有料検索順位チェックツール」は使いたくないな。
・Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を作れないだろうか。
こういった「悩み」に答えます。
★本記事の内容★
① 検索順位チェックツール(SEOツール)を自作したいと考えた背景をご紹介
② Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順をご紹介
③ Pythonで自作した検索順位チェックツールとRankTrackerの比較をご紹介
これからご紹介する「Pythonで検索順位チェックツールを自作する手順【SEOツール】」を実践したことで、筆者は1週間でPythonで検索順位チェックツールを作れました。
記事の前半では「検索順位チェックツール(SEOツール)を自作したいと考えた背景」を解説します。
記事の後半では「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順(作り方)とRankTrackerとの比較」をご紹介します。
この記事を読み終えることで、「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順(作り方)の把握」と「検索順位チェックツールを使ってサイトの検索順位を確認できる」状態になります。
★検索順位チェックツールとは★
検索順位チェックツールとは、あるキーワード(例:技術書 おすすめ)でネット検索した際に、指定したWebサイトの掲載順位を確認できるツールです。このツールを使うことで、Webサイトを改善するべきかどうかを判断できます。
Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作の背景
「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作したいと考えた背景」に関してご紹介します。
★検索順位チェックツール(SEOツール)を自作したいと考えた理由★
理由①:有料検索順位チェックツールを購入する余裕がないから
理由②:有料検索順位チェックツールRankTrackerに不満を感じたから
上記2つの理由から、Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作しようと考えました。
以降で、「検索順位チェックツール(SEOツール)を自作したいと考えた理由」の各理由に関してご説明します。
理由①:有料検索順位チェックツールを購入する余裕がないから
「理由①:有料検索順位チェックツール(SEOツール)を購入する余裕がないから」に関してご説明します。
趣味で運営しているブログに、そこまでお金を使いたくないという思いです。
検索順位チェックツール(SEOツール)として、以下の有料ツールがあります。
★有料検索順位チェックツール(SEOツール)★
・ahrefs:179ドル / 月(月で約18,740円)
・GRC:900円 / 月
・Rank Tracker:299ドル / 年(年で31,303円)
現状の生活を鑑みたところ、上記の有料検索順位チェックツール(SEOツール)にお金を払う余裕はありませんでした。
有料検索順位チェックツール(SEOツール)の中で、GRCの料金が突出して安いですが、Windowsでのみ動作するソフトウェアです。
以上が、「理由①:有料検索順位チェックツール(SEOツール)を購入する余裕がないから」となります。
理由②:有料検索順位チェックツールRankTrackerに不満を感じたから
「理由②:有料検索順位チェックツール(SEOツール)RankTrackerに不満を感じたから」に関してご説明します。
RankTrackerを実際に触ってみて感じた悪い点に関して説明しますね。
有料検索順位チェックツール(SEOツール)RankTrackerを利用している知人にお願いし、数時間RankTrackerを触らせてもらいました。
「操作性が良い画面」や「画面が日本語」など良い点が多いソフトウェアだと感じました。
有料検索順位チェックツール(SEOツール)RankTrackerには、良い点がたくさんありましたが、1つだけ不満がありました。
★有料検索順位チェックツールRankTrackerに対する不満★
記事のキーワードを手動でRankTrackerへ登録
上記の不満に関して、少し説明しますね。
RankTrackerの下記画面(下図の赤枠)に、記事ごとのキーワードを手動で登録する必要があります。
RankTrackerのキーワード登録を手動でする必要があり、以下の煩わしさを感じました。
・「記事執筆」のたびに、RankTrackerにキーワードを入力
・「リライト」のたびに、RankTrackerに登録したキーワードを修正
以上が、「理由②:有料検索順位チェックツールRankTrackerに不満を感じたから」となります。
上記2つの理由から、筆者が得意とするプログラミング言語「Python」を用いて、検索順位チェックツール(SEOツール)を自作しようと考えました。以降で、検索順位チェックツールの作り方を説明しますね。
Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順
「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順」に関してご紹介します。
★Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作するまでの流れ★
手順1:Pythonで自作する検索順位チェックツールの構成を検討
手順2:検索順位をチェックしたいキーワードをWordPress APIから取得
手順3:Pythonでキーワードごとの検索順位をチェック
手順4:Pythonでチェックしたその日の検索順位を保存
手順5:定期的にPythonで検索順位チェックと保存を実施
手順6:Pythonでチェックした検索順位をグラフで可視化
手順7:Pythonで自作した検索順位チェックツールの動作確認
上記の流れで、Pythonを用いて検索順位チェックツール(SEOツール)を自作できます。
以降で、上記「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作するまでの流れ(作り方)」の各手順に関してご説明します。
手順1:Pythonで自作する検索順位チェックツール(SEOツール)の構成を検討
「手順1:Pythonで自作する検索順位チェックツール(SEOツール)の構成を検討」に関してご説明します。
上図が「Pythonで自作する検索順位チェックツール(SEOツール)の構成」となります。
「極力無料であること」と「難易度が低いこと」を意識した構成を考えました。
上図「Pythonで自作する検索順位チェックツール(SEOツール)」の開発には、以下が必要です。
★「Pythonで自作する検索順位チェックツール」の開発に必要なもの★
・パソコン1台(OSは、Linux、windows、MacOSどれでも可)
・WordPressを用いて記事を執筆していること
・Pythonスキル(書き方を知っている程度で問題なし)
Pythonスキルに関しては、「本ブログでコピペ可能な手順を掲載」しているため、Python入門者でも問題ないです。
ちなみに、Linux系のOS(例:CentOS)を選択することで、「検索順位チェックツール自作」の難易度が「より」低くなります。
以上が、「手順1:Pythonで自作する検索順位チェックツール(SEOツール)の構成を検討」となります。
手順2:検索順位をチェックしたいキーワードをWordPress APIから取得
「手順2:検索順位をチェックしたいキーワードをWordPress APIから取得」に関してご説明します。
手順1で掲載した構成図の「①各記事のキーワード取得」の作り方に関して説明します。
下図のように、各記事のキーワードを決めた上で、WordPressで記事を執筆していると考えます。
以下の記事を参照し、「PythonでWordPressのAPIを使って、各記事のキーワードを取得」を実現しましょう。
以上で、「手順2:検索順位をチェックしたいキーワードをWordPress APIから取得」は完了です。
手順3:Pythonでキーワードごとの検索順位をチェック
「手順3:Pythonでキーワードごとの検索順位をチェック」に関してご説明します。
手順1で掲載した構成図の「②Googleでの検索順位を確認」の作り方に関して説明します。
Pythonを利用することで、「手順2で取得したキーワードごとのGoogleでの検索順位」を簡単にチェックできます。
以下の記事を参照し、「Pythonでキーワードごとの検索順位をチェック」を実現しましょう。
以上で、「手順3:Pythonでキーワードごとの検索順位をチェック」は完了です。
手順4:Pythonでチェックしたその日の検索順位を保存
「手順4:Pythonでチェックしたその日の検索順位を保存」に関してご説明します。
手順1で掲載した構成図の「③その日の検索順位を保存」の作り方に関して説明します。
日毎によって、Googleでのキーワードごとの検索順位は、変動します。
キーワードごとの検索順位の日々の変動を確認するためにも、その日のキーワードごとの検索順位をデータベースに保存しましょう。
以下の記事を参照し、「Pythonでキーワードごとの検索順位をデータベースへ保存」しましょう。
以上で、「手順4:Pythonでチェックしたその日の検索順位を保存」は完了です。
手順5:定期的にPythonで検索順位チェックと保存を実施
「手順5:定期的にPythonで検索順位チェックと保存を実施」に関してご説明します。
手順2から手順4でPythonで作成した「検索順位チェック機構」を定期的に実行するために、cronを利用しましょう。
cronを利用することで、Pythonで作成した「検索順位チェック機構」を毎時24時に起動できます。
以下の記事「ステップ3:Dynamic DO!.jpのDNSを定期的に更新」参照し、cronを利用し「定期的にPythonで検索順位チェックと保存の実施」を実現しましょう。
以上で、「手順5:定期的にPythonで検索順位チェックと保存を実施」は完了です。
手順6:Pythonでチェックした検索順位をグラフで可視化
「手順6:Pythonでチェックした検索順位をグラフで可視化」に関してご説明します。
手順1で掲載した構成図の「④検索順位をグラフ化」の作り方に関して説明します。
手順4で保存した「日々の検索順位」を無料グラフ化ツール「Apache Superset」を用いて、検索順位をグラフ化しましょう。
以下の記事を参照し、Apache Supersetで検索順位をグラフ化しましょう。
以上で、「手順6:Pythonでチェックした検索順位をグラフで可視化」は完了です。
手順7:Pythonで自作した検索順位チェックツール(SEOツール)の動作確認
「手順7:Pythonで自作した検索順位チェックツール(SEOツール)の動作確認」に関して説明します。
手順1で掲載した構成図の「⑤グラフ閲覧」に関して説明します。
Pythonで作成した「検索順位チェック機構」によって収集されたデータをApache Supersetでグラフ化すると、下図のようになります。
ちなみに、Apache Supersetの設定に次第では、ランキングの棒グラフも作れます。
以上で、「手順7:Pythonで自作した検索順位チェックツール(SEOツール)の動作確認」は完了です。
上記の7手順により、Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作できました。
Pythonで自作した検索順位チェックツールとRankTrackerの比較
「Pythonで自作した検索順位チェックツール(SEOツール)とRankTrackerの比較」に関してご紹介します。
最後に、RankTrackerとの比較を掲載します。
比較項目 | 自作ツール | RankTracker |
価格 | 84ドル/年(GCPを利用) | 299ドル/年 |
登録できるURL数/キーワード数 | 無制限 | 無制限 |
検索順位の出力機能(例:HTMLやCSV出力) | ○ | ○ |
検索順位確認画面の日本語対応 | ○ | ○ |
サポート(例:マニュアル有無など) | ×(問題発生時は、Google検索するしかない) | △(日本語のマニュアルなし) |
GUIの使いやすさ | △(使いやすい画面の作り込みが必要) | ○ |
キーワードの自動登録機能 | ○ | ×(手動で登録) |
競合調査(他社サイトの検索順位も追跡できるかどうか) | ○ | ○ |
Mac対応 | ○ | ○ |
自動実行(スケジューリング機能) | ○ | ○ |
キーワードの提案(現在上位になっているキーワードをピックアップする機能) | × | ○ |
「コストを抑えたい」や「キーワードを自動登録した」場合は、「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)」の採用をオススメします。
以上が、「Pythonで自作した検索順位チェックツールとRankTrackerの比較」となります。
【まとめ】Pythonで検索順位チェックツールを自作する手順【SEOツール】
今回の記事を通して、「Pythonで検索順位チェックツールを自作する手順【SEOツール】」をご紹介することで、以下の悩みを解消しました。
★悩み★
・サイトの検索順位をチェックするツールはないのだろうか。
・RankTrackerなどの「有料検索順位チェックツール」は使いたくないな。
・Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を作れないだろうか。
「Pythonで検索順位チェックツール(SEOツール)を自作する手順は?その作り方は?」で悩んでいるあなたにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。
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