【最短1分】SQLite3でCSVをインポート(import)する2つの方法

★悩み★
・SQLite3でCSVファイルを読み込み、テーブルにインポートってできる？
・CSVファイルにヘッダーがあるが、SQLite3にインポート(import)できる？
・SQLite3でCSVファイルをインポート(import)する方法を知りたい。

こういった「悩み」に答えます。

　

★本記事の内容★
① SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備を解説
② SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法を解説

これからご紹介する「【最短1分】SQLite3でCSVをインポート(import)する2つの方法」を実践したことで、筆者は30分以内でSQLite3のテーブルにインポート(取り込み)できました。

記事の前半では「SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備」をコマンドベースで紹介します。
記事の後半では「importコマンドを使って、SQLite3にCSVファイルをインポート(取り込み)する方法」を紹介します。

この記事を読み終えることで、「SQLite3でCSVファイルをインポート(取り込み)する方法」を把握できるだけでなく、「importコマンドの使い方」も把握した状態になります。
　

★SQLite3とは★
SQLiteは、「小型」／「高速」／「自己充足的」／「高信頼性」なSQLデータベースエンジンを実装したC言語ライブラリです。
ちなみに、SQLiteのメリットとデメリットに関して知りたい方には、以下の記事がオススメです。
>> 【要点】SQLiteとは？を解消！初心者向けに特徴から使い方を解説

ちなみに、筆者が約2週間でSQLite3を学んだ方法や手順について以下で公開しています。皆様の学習の参考になれば嬉しいです。

>> SQLite3に0から入門し基本操作を習得するまでのロードマップ

【入門】SQLiteを2週間で習得した学習方法

この記事では筆者がSQLiteを2週間で習得した方法をご紹介します。3つの教材を使うことで、文法などの基礎基本から業務で使う知識までを習得できました。

SQLiteの入門にオススメな書籍3選

「書籍でSQLiteを学びたい！」という方向けに、本記事ではSQLiteの入門にオススメな書籍を厳選して3

SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備
SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法
1. SQLite3にCSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)する方法
2. SQLite3にCSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)する方法
【まとめ】SQLite3でCSVをインポート(import)する2つの方法【最短1分】

SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備

「SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備」に関してご紹介します。

★SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備の流れ★
手順1：SQLite3をインストール
手順2：インストールしたSQLite3の動作確認
手順3：SQLite3内にテーブルを作成
手順4：SQLite3内にインポート(取り込み)したいCSVファイルを作成

上記手順を実施することで、「SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備」ができます。
　

上記の各手順は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時：2022年1月31日
動作確認済み環境：Ubuntu 20.04.3 LTS

以降で、上記「SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備の流れ」の各手順に関してご説明します。
　

手順1：SQLite3をインストール

「手順1：SQLite3をインストール」に関して解説します。
　

SQLite3内にCSVファイルをインポート(取り込む)するためにも、SQLite3をインストールしましょう。

「SQLite3をインストールする手順」に関しては、お使いのパソコンごとに以下の記事を参照しインストールしましょう。

>>【コピペOK】SQLite3をインストールする手順【Linux向け】

>>【コピペOK】SQLite3をインストールする手順【Ubuntu向け】

>>【最短5分】SQLiteをWindowsへインストールする方法(6枚で図解)

>>【コピペOK】SQLite3をインストールする手順【MacOS向け】

以上で、「手順1：SQLite3をインストール」は完了です。
　

手順2：インストールしたSQLite3の動作確認

「手順2：インストールしたSQLite3の動作確認」に関して解説します。
　

動作確認として、インストールしたSQLite3に接続できることを確認しましょう。

「SQLite3に接続する方法」に関しては、以下の記事「SQLite3へ接続する方法」の箇所をご覧ください。
　

以上で、「手順2：インストールしたSQLite3の動作確認」は完了です。
　

手順3：SQLite3内にテーブルを作成

「手順3：SQLite3内にテーブルを作成」に関して解説します。
　

SQLite3にCSVファイルをインポート(取り込み)するために、SQLite3内にテーブルを作成しましょう。

「SQLite3内にテーブルを作成」に関しては、以下の記事をご覧ください。
　

以上で、「手順3：SQLite3内にテーブルを作成」は完了です。
　

以降の手順では、上記の記事で作成した「meibo」テーブルを想定として、手順を解説します。
　

手順4：SQLite3内にインポート(取り込み)したいCSVファイルを作成

「手順4：SQLite3内にインポート(取り込み)したいCSVファイルを作成」に関して解説します。
　

SQLite3内にインポート(取り込み)したいCSVファイルを作成しましょう。

以下のCSVファイルを作成しましょう。
　

【ヘッダー(header)なし】

1,"hero"
2,tom
3,"bob"

上記CSVを「test-data-without-header.csv」として、ファイルに保存してください。

【ヘッダー(header)あり】

id,name
1,"hero"
2,tom
3,"bob"

上記CSVを「test-data-with-header.csv」として、ファイルに保存してください。
　

以上で、「手順4：SQLite3内にインポート(取り込み)したいCSVファイルを作成」は完了です。
　

上記の流れで、SQLite3でCSVをインポート(import)するための準備ができました。

SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法

『SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法』に関してご紹介します。

★SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法★
・SQLite3にCSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)する方法
・SQLite3にCSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)する方法

上記の方法を実施することで、「SQLite3内にCSVファイルをインポート(取り込み)」できます。
　

上記の各手順は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時：2022年1月31日
動作確認済み環境：Ubuntu 20.04.3 LTS

以降で、上記「SQLite3で「import」を用いてCSVファイルをインポートする方法」の各項目に関してご説明します。
　

SQLite3にCSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)する方法

「SQLite3にCSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)する方法」に関して解説します。
　

SQLite3にCSVファイルをインポート(取り込み)する場合、「modeコマンド」と「importコマンド」を利用します。

CSVファイルをSQLite3にインポートしたい場合の「mode」と「import」の「構文」は、以下となります。

【modeコマンドの構文】
　.mode csv

【importコマンドの構文】
　.import ＜インポートしたいCSVファイルのPATH＞ ＜インポート先のテーブル名＞

CSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)したい場合、以下のコマンドを順に実行します。

# ↓ SQLite3に接続 ↓
$ sqlite3 testdb.sqlite3 
SQLite version 3.31.1 2020-01-27 19:55:54
Enter ".help" for usage hints.

# ↓　CSVモードに変更　↓
sqlite> .mode csv

# ↓　ヘッダーが記載されていないCSVファイルをmeiboテーブルにインポート(取り込み)　↓
sqlite> .import ./test-data-without-header.csv meibo

# ↓　インポート(取り込み)されたデータをSELECTクエリで確認　↓
sqlite> select * from meibo;
1,hero
2,tom
3,bob
sqlite>

コマンド実行後、「CSVファイルに記載したデータ」が表示された場合、「正常にimportコマンドでCSVファイルをインポートできた」と判断できます。
　

★importコマンドのリファレンス★
importコマンドのリファレンスは、以下に公開されています。
参照：importコマンドのリファレンス(公式サイト)

以上が、「SQLite3にCSVファイル(ヘッダーなし)をインポート(取り込み)する方法」となります。
　

SQLite3にCSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)する方法

「SQLite3にCSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)する方法」に関して解説します。
　

importコマンドを実行することで、ヘッダーが記載されたCSVファイルもSQLite3内にインポート(取り込み)できます。

CSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)したい場合、以下のコマンドを順に実行します。

# ↓ SQLite3に接続 ↓
$ sqlite3 testdb.sqlite3 
SQLite version 3.31.1 2020-01-27 19:55:54
Enter ".help" for usage hints.

# ↓　既存のテーブルを確認　↓
sqlite> .table
meibo

# ↓　CSVモードに変更　↓
sqlite> .mode csv

# ↓　ヘッダーが記載されたCSVファイルをmeibo1テーブルにインポート(取り込み)　↓
sqlite> .import ./test-data-with-header.csv meibo1

# ↓　インポート(取り込み)により、作成されたテーブル(meibo1)を確認　↓
sqlite> .schema
CREATE TABLE meibo(id, name);
CREATE TABLE meibo1(
  "id" TEXT,
  "name" TEXT
);

# ↓　インポート(取り込み)されたデータをSELECTクエリで確認　↓
sqlite> select * from meibo1;
1,hero
2,tom
3,bob
sqlite>

コマンド実行後、「CSVファイルに記載したデータ」が表示された場合、「正常にimportコマンドでヘッダーが記載されたCSVファイルをインポートできた」と判断できます。
　

CSVファイルにヘッダーが記載されている場合、importコマンドはヘッダー情報を元にして、新規テーブルを作成します。

以上が、「SQLite3にCSVファイル(ヘッダーあり)をインポート(取り込み)する方法」となります。
　

上記2つのimportコマンドを実行することで、「SQLite3にCSVファイルに記載されたデータをインポートし、SQLite3向けにデータ変換」できました。

【まとめ】SQLite3でCSVをインポート(import)する2つの方法【最短1分】

いかがでしたでしょうか？「modeコマンドとimportコマンドを実行して、SQLite3内にCSVファイルを読み込む2つの方法」を解説し、以下の悩みを解決しました。
　

ぜひあなたも本記事を参考に「SQLite3にCSVファイルのインポート(取り込み)」を実践してください。

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