【コピペOK】PostgreSQL15を5手順でインストールする方法

【コピペOK】PostgreSQL15を5手順でインストールする方法

 

★悩み★
・PostgreSQL 15をLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法を知りたい。
・PostgreSQL 15をAmazon Linux 2(EC2)にインストールできる?
・PostgreSQL 15で追加された新機能に関する概要を知りたい。



こういった「悩み」に答えます。
 

★本記事の内容★
① PostgreSQL 15をインストールする方法をご紹介
② PostgreSQL 15でデータ追加と参照をする方法をご紹介
③ PostgreSQL 15の新機能をご紹介



これからご紹介する「【コピペOK】PostgreSQL15を5手順でインストールする方法」を実践したことで、筆者は30分以内でPostgreSQL 15をインストールできました。
 

記事の前半では「PostgreSQL 15をRed Hat系のLinux(CentOSやRed Hat Enterprise Linux)にインストールする方法」をコマンドベースで紹介します。

記事の後半では「PostgreSQL 15の使い方と新機能」を紹介します。
 

この記事を読み終えることで、「PostgreSQL 15をインストールする方法」を把握できるだけでなく、「PostgreSQLの新機能」も把握した状態になります。
 

PostgreSQL 16のインストール手順を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>>【コピペOK】PostgreSQL16を5手順でインストールする方法
 

ちなみに、「PostgreSQL15をUbuntuにインストールする手順」を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>> 【Ubuntu向け】PostgreSQL15を4手順でインストールする方法
 

また、「PostgreSQL14のインストール手順」に関して知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>> 【コピペOK】PostgreSQL14を5手順でインストールする方法
 

PostgreSQLインストール後、「バックアップなどの運用に関する情報」を知りたい方には、本ブログに掲載した記事がオススメです。
>> PostgreSQLに関する記事一覧(本ブログ内で執筆した記事一覧

 

 


 

PostgreSQL15をインストールする方法

PostgreSQL15をインストールする方法


PostgreSQL15をインストールする方法をご紹介します。
 

★PostgreSQL15をインストールする流れ★
手順1:PostgreSQL 15のリポジトリを追加
手順2:PostgreSQL 15のリポジトリ情報を修正
手順3:yum(dnf)でPostgreSQL 15をインストール
手順4:PostgreSQL 15のセットアップ
手順5:PostgreSQL 15の起動



上記の流れで、「PostgreSQL 15をインストール」できます。
 

上記の各手順は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2022年10月17日
動作確認済み環境:
・Amazon Linux 2(Linux ip-172-31-4-137.us-west-2.compute.internal 4.14.243-185.433.amzn2.x86_64)
・CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)



以降で、上記「PostgreSQL15をインストールする流れ」の各手順に関してご説明します。
 

手順1:PostgreSQL 15のリポジトリを追加

「手順1:PostgreSQL 15のリポジトリを追加」に関してご紹介します。
 

PostgreSQL 15をインストールするために、PostgreSQL公式サイトに公開されているリポジトリを追加しましょう。



PostgreSQL 15のリポジトリを追加するために、「端末またはコマンドプロンプト」を起動し、以下のコマンドを順に実行してください。

$ wget http://download.postgresql.org/pub/repos/yum/reporpms/EL-7-x86_64/pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm
$ sudo rpm -Uvh --nodeps pgdg-redhat-repo-latest.noarch.rpm
$ ls /etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo 
/etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo 
$



コマンド実行後、「/etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo」が表示された場合、「正常にPostgreSQL 15のリポジトリを追加できた」と判断できます。

以上で、「手順1:PostgreSQL 15のリポジトリを追加」は完了です。
 

手順2:PostgreSQL 15のリポジトリ情報を修正

「手順2:PostgreSQL 15のリポジトリ情報を修正」に関してご説明します。
 

PostgreSQL 15をインストールするために、リポジトリ情報の修正が必要な場合があります。



PostgreSQLのリポジトリ情報の修正が必要かを確認するために、以下のコマンドを実行してください。

$ cat /etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo | grep "pgdg15]"
[pgdg15]
$ echo $?
$ 0



上記のコマンド実行後、「pgdg15」が表示されなかった場合、PostgreSQLのリポジトリ情報を修正する必要があります。

PostgreSQLのリポジトリ情報(pgdg-redhat-all.repo)に、以下を追記しましょう。

[pgdg15]
name=PostgreSQL 15 for RHEL/CentOS 7 - $basearch
baseurl=https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/15/redhat/rhel-7-$basearch
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-PGDG
repo_gpgcheck = 1



また、Amazon Linux 2にPostgreSQL 15をインストールしたい場合、以下のコマンドを順に実行し、PostgreSQLのリポジトリ情報を修正してください。

$ sudo sed --in-place -e "s/\$releasever/7/g" /etc/yum.repos.d/pgdg-redhat-all.repo
$ echo $?
0
$



上記のコマンド実行後、「0」が表示された場合、「PostgreSQLのリポジトリ情報をAmazon Linux 2向けに修正できた」と判断できます。


以上で、「手順2:PostgreSQL 15のリポジトリ情報を修正」は完了です。
 

手順3:yum(dnf)でPostgreSQL 15をインストール

「手順3:yum(dnf)でPostgreSQL 15をインストール」に関してご説明します。
 

yum(dnf)コマンド経由でPostgreSQL 15をインストールしましょう。



PostgreSQL 15をインストールするために、以下のコマンドを実行してください。

$ sudo yum install postgresql15-server



以上で、「手順3:yum(dnf)でPostgreSQL 15をインストール」は完了です。
 

手順4:PostgreSQL 15のセットアップ

「手順4:PostgreSQL 15のセットアップ」に関してご説明します。
 

PostgreSQL 15を利用するには、セットアップが必要です。



PostgreSQL 15をセットアップするために、以下のコマンドを順番に実行してください。

# ↓↓ postgresユーザのパスワードを設定(今回は、postgresと設定) ↓↓
$ sudo passwd postgres

# ↓↓ PostgreSQL 15でデータベースクラスタを作成 ↓↓
$ su - postgres -c '/usr/pgsql-15/bin/initdb -E UTF8 --locale=C -A scram-sha-256 -W'
Password: ★postgresと入力★
The files belonging to this database system will be owned by user "postgres".
This user must also own the server process.

The database cluster will be initialized with locale "C".
The default text search configuration will be set to "english".

Data page checksums are disabled.

Enter new superuser password: 
Enter it again: 

fixing permissions on existing directory /var/lib/pgsql/15/data ... ok
creating subdirectories ... ok
selecting dynamic shared memory implementation ... posix
selecting default max_connections ... 100
selecting default shared_buffers ... 128MB
selecting default time zone ... UTC
creating configuration files ... ok
running bootstrap script ... ok
performing post-bootstrap initialization ... ok
syncing data to disk ... ok

Success. You can now start the database server using:

    /usr/pgsql-15/bin/pg_ctl -D /var/lib/pgsql/15/data -l logfile start

$ echo $?
0
$



コマンド実行後、「0」が最後に表示された場合、「正常にPostgreSQL 15のセットアップが完了した」と判断できます。

以上で、「手順4:PostgreSQL 15のセットアップ」は完了です。
 

手順5:PostgreSQL 15の起動

「手順5:PostgreSQL 15の起動」に関してご説明します。
 

systemctlコマンド経由でPostgreSQL 15を起動できます。



以下のコマンドを実行することで、PostgreSQL 15を起動できます。

$ sudo  systemctl start postgresql-15.service



また、以下のコマンドを実行することで、PostgreSQL 15の起動状態を確認できます。

$ sudo  systemctl status postgresql-15.service
● postgresql-15.service - PostgreSQL 15 database server
   Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/postgresql-15.service; disabled; vendor preset: disabled)
   Active: active (running) since Tue 2022-10-18 08:17:14 JST; 2s ago
     Docs: https://www.postgresql.org/docs/15/static/
  Process: 2443 ExecStartPre=/usr/pgsql-15/bin/postgresql-15-check-db-dir ${PGDATA} (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 2449 (postmaster)
    Tasks: 7
   Memory: 15.0M
   CGroup: /system.slice/postgresql-15.service
           ├─2449 /usr/pgsql-15/bin/postmaster -D /var/lib/pgsql/15/data/
           ├─2451 postgres: logger
           ├─2452 postgres: checkpointer
           ├─2453 postgres: background writer
           ├─2455 postgres: walwriter
           ├─2456 postgres: autovacuum launcher
           └─2457 postgres: logical replication launcher

Oct 18 08:17:14 node2 systemd[1]: Starting PostgreSQL 15 database server...
Oct 18 08:17:14 node2 postmaster[2449]: 2022-10-18 08:17:14.805 JST [2449] LOG:  redirecting log output to loggi...ocess
Oct 18 08:17:14 node2 postmaster[2449]: 2022-10-18 08:17:14.805 JST [2449] HINT:  Future log output will appear ...log".
Oct 18 08:17:14 node2 systemd[1]: Started PostgreSQL 15 database server.
Hint: Some lines were ellipsized, use -l to show in full.



以上で、「手順5:PostgreSQL 15の起動」は完了です。
 

上記の流れで、PostgreSQL 15のインストールとセットアップができました。


 

PostgreSQL 15でデータ追加と参照をする方法

PostgreSQL 15でデータ追加と参照をする方法


「PostgreSQL 15でデータ追加と参照をする方法」をご紹介します。

★PostgreSQL 15でデータ追加と参照をするまでの流れ★
手順1:PostgreSQL 15でテーブルを作成
手順2:PostgreSQL 15のテーブルにデータを追加
手順3:PostgreSQL 15のテーブルからデータを参照



上記の流れで、PostgreSQL 15で「データ追加」と「データ参照」ができます。
 

上記の各操作は、以下の日時と環境で動作確認済みです。
動作確認済み日時:2022年10月18日
動作確認済み環境:
・Amazon Linux 2(Linux ip-172-31-4-137.us-west-2.compute.internal 4.14.243-185.433.amzn2.x86_64)
・CentOS Linux release 7.7.1908 (Core)



以降で、上記「PostgreSQL 15でデータ追加と参照をするまでの流れ」の各手順に関してご説明します。
 

手順1:PostgreSQL 15でテーブルを作成

「手順1:PostgreSQL 15でテーブルを作成」に関してご説明します。
 

データを追加するために、PostgreSQL 15にテーブルを作成しましょう。



以下のコマンドを順に実行することで、PostgreSQL 15にテーブルを作成できます。

$ psql -U postgres
Password for user postgres: 
psql (15.0)
Type "help" for help.

postgres=# create database testdb;
CREATE DATABASE
postgres=# \c testdb;
You are now connected to database "testdb" as user "postgres".
testdb=# create table mymovie (
testdb(#   id integer,
testdb(#   name varchar(10)
testdb(# );
CREATE TABLE
testdb=#



上記コマンド実行後、「CREATE TABLE」が表示された場合、「正常にPostgreSQL 15にテーブルを作成できた」と判断できます。

以上で、「手順1:PostgreSQL 15でテーブルを作成」は完了です。
 

手順2:PostgreSQL 15のテーブルにデータを追加

「手順2:PostgreSQL 15のテーブルにデータを追加」に関してご説明します。
 

PostgreSQL 15上に作成したテーブルに「データを追加」してみましょう。



以下のコマンドを順番に実行し、PostgreSQL 15のテーブルにデータを追加できます。

$ psql -U postgres -d testdb
testdb=# insert into mymovie values( 1, 'a');
INSERT 0 1



上記コマンド実行後、「INSERT 0 1」が表示された場合、「正常にPostgreSQL 15のテーブルにデータ追加できた」と判断できます。

以上で、「手順2:PostgreSQL 15のテーブルにデータを追加」は完了です。
 

手順3:PostgreSQL 15のテーブルからデータを参照

「手順3:PostgreSQL 15のテーブルからデータを参照」に関してご説明します。
 

PostgreSQL 15に追加したデータを参照してみましょう。



以下のコマンドを順番に実行し、PostgreSQLのテーブルからデータを参照できます。

$ psql -U postgres -d testdb
testdb=# select * from mymovie;
 id | name 
----+------
  1 | a
(1 row)



上記コマンド実行後、「(1 row)」が表示された場合、「正常にPostgreSQL 15のテーブルからデータ参照できた」と判断できます。

以上で、「手順3:PostgreSQL 15のテーブルからデータを参照」は完了です。
 

上記の流れで、PostgreSQLへのデータ追加とデータ参照ができました。


 

PostgreSQL 15の新機能

PostgreSQL 15の新機能


PostgreSQL 15は、2022年10月にリリースされました。それに伴い、PostgreSQL 15の新機能に関して、以下のサイトで詳しく公開されました。
 

PostgreSQL 15新機能について
※上記をクリックすると新規タブが開きます。



PostgreSQL 15のリーリスでは、以下の新機能と改善が行われています。
 

・ソートのパフォーマンスと圧縮の改善
・MERGE文の追加(リファレンス)
・正規表現を使ったregexp_count関数などの追加(リファレンス
・ロジカルレプリケーションへのオプション追加
・ログフォーマットの追加(jsonlog)



ちなみに、「PostgreSQLのアーキテクチャを体系的に学びたい」や「その他のPostgreSQLのコマンドを知りたい」方は、以下の参考書がオススメです。


 

【まとめ】PostgreSQL15を5手順でインストールする方法

【まとめ】PostgreSQL15を5手順でインストールする方法


今回の記事を通して、「PostgreSQL15を5手順でインストールする方法」をご紹介することで、以下の悩みを解消しました。
 

★悩み★
・PostgreSQL 15をLinux(CentOS/RHEL)にインストールする方法を知りたい。
・PostgreSQL 15をAmazon Linux 2(EC2)にインストールできる?
・PostgreSQL 15で追加された新機能に関する概要を知りたい。



PostgreSQL 15をインストールする方法は?」で悩んでいるあなたにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。
 

 


 

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