データベースなどの技術を学ぶ際、「書籍で学びたい」という声をよく聞きます。そのような方に向けて、本記事では、厳選したPostgreSQLの入門にオススメな書籍3冊をご紹介します。
本記事で紹介する技術書を読んでPostgreSQLを勉強しました。現在は、書き方をド忘れした際に紹介する書籍をパラパラ見るという感じです。
スッキリわかるSQL入門 : ドリル256問付き!
1冊目のオススメな書籍は「スッキリわかるSQL入門 : ドリル256問付き!」です。
豊富な図解とていねいな解説により、やさしく・楽しくデータベースとSQLを学習できる入門書です。初学者でもすぐにSQL作成・実行ができるクラウドデータベース実行環境「dokoQL」や、付録「エラー解決 虎の巻」も引き続き提供中。
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PostgreSQLはデータベースの1種です。そのため、SQL(Structured Query Language)という言語を使って、データベースに格納されたデータを操作します。
そのため、SQLの基礎基本を把握することで、効率よくPostgreSQLの習得ができます。
本書は、「SQLの基本的な書き方」や「そもそもデータベースとは何か?」を学びたい方にオススメです。
本書には、「初心者にわかりやすい図の掲載」や「各チャプターに掲載されたQRコードを読み取りサンプルSQLを実際に操作可能」なため、躓くことなくSQLを理解できます。
SQLの基本的な文法から、検索結果のフィルタリング、そしてトランザクションといったデータベースの基礎基本まで学習できます。
SQLの経験がない方だけでなくデータベース初心者の方も、ぜひ本書で学び始めてみてください。
0からSQLの文法を勉強できます!仕事ではPostgreSQLに対して複雑なSQLを実施していました。本書でSQLの知識を養うことで会社の業務で非常に役に立ちました。
ちなみに、本書籍に対するITエンジニアのレビューを以下のサイトにまとめました。まとめた結果、SQL関連の本のうちTOP3で読まれている本だと分かりました。
>> スッキリわかるSQL入門 : ドリル215問付き!(初版)
>> スッキリわかるSQL入門 : ドリル222問付き!のレビュー(第3版)
>> スッキリわかるSQL入門 第3版 ドリル256問付き!
OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応
2冊目のオススメな書籍は「OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応」です。
本書は、オープンソースデータベース(OSS-DB)に関する技術力と知識を認定する資格「OSS-DB Silver」の新バージョン試験(Ver2.0)に合格するための学習書です。DB初心者から試験合格レベルまで、この1冊でカバー。
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PostgreSQLの開発やサポート業務に参加すると、様々なPostgreSQL専門用語(例:論理レプリケーションなど)が使われます。
PostgreSQLの専門用語を事前に把握しておくことで、スムーズに開発やサポート業務に合流できます。
本書は、PostgreSQLを題材とした資格の教本です。そのため、本書では、専門用語から接続方法などのPostgreSQLの基礎基本を体系的に学ぶことができます。
一般知識(PostgreSQLの機能概要、ライセンス、コミュニティの役割など)、運用管理(インストール方法やバックアップなど)、開発/SQL(SELECT文の実行方法など)を学びたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
資格の教本であるため、PostgreSQL入門者向けでかつ体系的にまとめられているため躓くことなく読み進められました。読了後は、資格を受験してみるといいかもしれません。(資格受験体験記はこちら)
ちなみに、本書籍に対するITエンジニアのレビューを以下のサイトにまとめました。まとめた結果、多くのエンジニアに読まれていることが分かりました。
>> OSS教科書 OSS-DB Silver Ver2.0対応のレビュー
内部構造から学ぶPostgreSQL
3冊目のオススメな書籍は「内部構造から学ぶPostgreSQL」です。
本書では「PostgreSQLを学習、もしくは利用したことがある人」「今後、本格的にPostgreSQLの運用・管理や技術力の向上を図りたいと考えている人」を主な対象読者とし、現場で培われてきたPostgreSQL設計・運用計画の鉄則を徹底解説!
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PostgreSQLの開発やサポート業務では、難易度が高い要望もあります。
それを実現するためには、PostgreSQLの内部構造(レプリケーションの際walsenderとwalreceiverが通信するなど)の把握が必要不可欠です。
10年以上、仕事やコミッターとしてPostgreSQLに関わり続けている著者らによって執筆された書籍です。
そのため、分かりやすい図やサンプルを交えてアーキテクチャーの内部動作からPostgreSQLの機能を解説されていました。
書籍の後半では、性能問題などのトラブルシューティングの方法が掲載されており、PostgreSQLの基礎基本から応用までを本書で学べます。
PostgreSQLをさらに深く知りたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
この書籍を読み込んでいたおかげで、PostgreSQLの性能劣化に対する適切な解決方法を提案できた経験があります。
PostgreSQLを学んで市場価値と年収を高めよう!
DX(デジタルトランスフォーメーション)の浸透により、データを使った意思決定が定着しつつあります。
そのため、データを格納するソフトウェアであるPostgreSQLの需要は今後も高まると考えられます。
また、様々なデータベースの人気度を評価する「DB-Engines Ranking」サイトでも上位にPostgreSQLがランクインしています。
そのため、今後もPostgreSQLは右肩上がりに長期的な需要が期待できるデータベースソフトウェア製品だと考えられます。
是非この機会に習得してみてください。
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