この記事では、筆者がKubernetes(k8s)を3週間で習得した方法をご紹介します。
【Kubernetesを学習しようと決意したときの筆者のスペック】
・SIer会社でJavaやPythonなどを使ったミドルウェア製品の開発を7年
・趣味でPythonを使って観光関連のビッグデータを分析
・持っている資格は応用情報技術者試験のみ
Kubernetesを学習する動機
新年度に伴い、今まで作ってきた製品およびサービスのクラウド対応をすることになりました。それにより、仕事でKubernetesを使うことになりました。
本格的に開発工程が始まる前にKubernetesの基礎基本を習得する必要があり、3週間で習得に取り組む必要がありました。
学習方法の前提
Kubernetesを学び始める前に、最低限Kubernetesをお使いのパソコンにインストールしておく必要があります。
なぜならば、学習しつつその都度アウトプットすることで、効率よく短期間でKubernetesを習得できるからです。
ですので、お使いのパソコンにKubernetesをインストールされていない方は、以下の記事を参考にしインストールしましょう。
>>【無料】kubesprayでKubernetesクラスタを構築する手順
Kubernetesを3週間で習得した学習方法
それでは、筆者がKubernetesを3週間で習得した学習方法についてご紹介します。
Kubernetesとは何かを図でわかりやすく解説
世界最大級のオンライン動画学習プラットフォームであるUdemyが運営しており、図などを用いて入門者にも分かりやすく解説していると評判が高い「UdemyメディアのKubernetes記事」を一通り読みました。
>> Kubernetesとは何かを図でわかりやすく解説(Udemyメディア)
「Kubernetesとはどういうソフトウェアであるか」「使うメリット」「専門用語」に関して図を交えながら解説しているため、Kubernetesの概要を知るために適した記事になっています。
上記記事を読み終えた後、「KubernetesはDockerといったコンテナ技術と深い関係がある」ということが分かりました。Dockerの基礎基本を学ぶ必要があると思い、次の教材で勉強しました。
Docker超入門講座
Dockerの基礎基本を動画で0から学びたい方は、上の動画がオススメです。
開発現場で使えるエンジニアリング知識をUdemyなどでも発信しているWeb系エンジニアである山浦さんがとても丁寧に解説してくれています。
入門者向けに様々な発信をされているため、「Dockerとは何か」といった基礎基本だけでなく、「Dockerを使ったアプリ開発」といった応用までもサンプルと実行例を交えて説明してくれるため非常に分かりやすく学べます。
Kubernetes入門
クラウドサービスなどを運営している企業であるIIJ で実施している新人向けのハンズオン資料集「Kubernetes入門」を一通り実践しました。
新人向けのハンズオン資料となっているため、ただ読むだけでなく、実際に手を動かしながら学ぶことができる教材になっています。
上から読み進められるサイト構成になっているため、教材として非常に完成度が高かったです。上から下までハンズオンすることで、Kubernetesの基礎基本を十分にインプットできます。
筆者の場合は、自分の手で何かしらのサンプルアプリケーション作りながら進めないと頭に残らないので、追加で以降でご紹介する動画教材を使って学習しました。
Docker + Kubernetes で構築する Webアプリケーション 実践講座
最後により実践的な内容を学習するためにこの教材を選びました。
UdemyのKubernetes教材において、ベストセラーになっており、人気と実績がある教材です。
ちなみに、「そもそもUdemyとは?」と思われた方は、以下の記事でUdemyの概要を解説しているので、お先にご覧ください。
>>【5分でわかる】Udemyとはを解消!特徴やITでオススメ講座も紹介
講座内容は、Kubernetesの基本操作からKubernetes上でウェブアプリ(ウェブサイト)を運用するまで必要な知識やスキルを学習できます。
講座の後半では、「3層アプリケーション」をサンプルとして、ウェブサーバやDBサーバをKubernetes上で運用するまでを実践します。
上記の講座に関するレビューを以下にまとめました。様々なKubernetes入門者な方が、本講座を受講されていることが分かります。
>> Docker + Kubernetes で構築する Webアプリケーション 実践講座のレビュー
Kubernetesの将来性
DX(デジタルトランスフォーメーション)の浸透により、データを使った早期意思決定が定着しつつあります。その意思決定をサービスなどに迅速に反映させる仕組みが必要となり、その1つの構成要素としてKubernetesがあります。そのため、Kubernetesの需要は今後も高まると考えられます。
また、トレンドを確認することができる「Google Trends」でも、ここ数年間で右肩上がりに注目されていることが分かります。
是非この機会に習得してみてください。
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