Kubernetesの入門にオススメな書籍3選


Kubernetes(略称:k8s)を学ぶ際、「書籍で学びたい」という声をよく聞きます。そのような方に向けて、本記事では、厳選したKubernetesの入門にオススメな書籍3冊をご紹介します。
 

本記事で紹介する技術書を読んでKubernetesを勉強しました。現在は、書き方や使い方をド忘れした際に紹介する書籍をパラパラ見るという感じです。


 

Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門


1冊目のオススメな書籍は「Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門」です。
 

話題のコンテナ技術、Docker/Kubernetesの基礎から実際にアプリケーションを作るまでを解説した入門書です。Docker/Kubernetesを実際の現場で活用している著者が最新情報や実践スキルをわかりやすく解説します。

Amazon.co.jp


Kubernetesはコンテナを管理するソフトウェアです。コンテナを作成するソフトウェアとしてDockerがあります。そのため、Dockerを通してコンテナを理解した上で、効率よくKubernetesの習得ができます。

本書は、「そもそもコンテナとは何か?」からKubernetesを学び始める方にオススメです。
本書には、「初心者にわかりやすい図の掲載」や「実行コマンドの詳しい説明や実行結果の掲載」がされているため、躓くことなくコンテナからKubernetesまでの基礎基本を理解できます。

コンテナの概念/利用するメリットから、Dockerのコンテナ作成方法、そして作成したDockerのコンテナをKubernetesで管理するまでを学習できます。

コンテナやDocker初心者の方は、ぜひ本書で学び始めてみてください。
 

本書でコンテナとDockerの知識を拡充したおかげで、Kubernetesの基礎基本を効率よく理解することができました。



ちなみに、本書籍に対するITエンジニアのレビューを以下のサイトにまとめました。まとめた結果、Kubernetes関連の本のうちTOP10で読まれている本だと分かりました。

>> Docker/Kubernetes実践コンテナ開発入門のレビュー


 

Kubernetes完全ガイド 第2版


2冊目のオススメな書籍は「Kubernetes完全ガイド」です。
 

本書では、アプリケーション開発者やインフラエンジニアを対象に、Kubernetesの機能やそのエコシステムについて網羅的に解説します。これまでKubernetesを触ったことがない方でもそのコンセプトを理解し、実際にアプリケーションをコンテナ化して実行できるようになることを目標としています。

Amazon.co.jp


Kubernetesには様々な機能(例:オートスケーリング)や利用シーン(例:CI/CD)があります。Kubernetesならではの機能や利用シーンを把握しておくことで、アプリケーション開発の効率化やアプリの高速デプロイ(本番環境へ配備)を実現できます。

書籍の前半では、Kubernetesの基本的な機能(例:コンテナの配備)を図およびコマンドを交えて解説しています。書籍の後半では、Kubernetesを本番運用する際に必要な機能(例:モニタリング)を説明しています。
そのため、本書を一通り読み終えることで、Kubernetesの特徴から運用方法までを体系的に学ぶことができます。

本番環境を想定としたKubernetesの運用方法までを学びたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
 

本書では、Dockerコンテナに関しては約10ページしか記載されていません。そのため、「Dockerをある程度知っているがKubernetesは知らない」方向けの本となっています。



ちなみに、本書籍に対するITエンジニアのレビューを以下のサイトにまとめました。まとめた結果、Kubernetes関連の本のうちTOP10で読まれている本だと分かりました。

>> Kubernetes完全ガイドのレビュー


 

Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps


3冊目のオススメな書籍は「Kubernetesで実践するクラウドネイティブDevOps」です。
 

Kubernetesが標準プラットフォームであるクラウドネイティブの世界でアプリケーションを開発し運用する方法を解説する書籍です。Kubernetesの基本から、継続的デプロイ、機密情報管理、オブザーバビリティなどの高度なトピックを扱う本書は、サーバ、アプリケーション、サービスを管理するIT運用者、クラウドネイティブサービスの構築や移行を行う開発者必携の一冊です。

Amazon.co.jp


Kubernetesのユースケースとして、DevOpsがあります。DevOpstとは、ソフトウェア開発手法の1つで、迅速なソフトウェアの開発とリリースができるという特徴があります。

本書籍では、Kubernetesの設計思想を語りつつ、DevOpsを実現するためのKubernetesの使い方までを解説しています。

アプリケーションを開発しリリースするまでにかかる時間を削減したい方にはオススメの参考書です。
 

本書では、Kubernetesの設計思想が多く語られています。そのため、コンテナをデプロイするための手順などは、ざっくりと書かれています。


 

Kubernetesの将来性

DX(デジタルトランスフォーメーション)の浸透により、データを使った早期意思決定が定着しつつあります。その意思決定をサービスなどに迅速に反映させる仕組みが必要となり、その1つの構成要素としてKubernetesがあります。そのため、Kubernetesの需要は今後も高まると考えられます。

また、トレンドを確認することができる「Google Trends」でも、ここ数年間で右肩上がりに注目されていることが分かります。
 



是非この機会に習得してみてください。
 

コメント