【悩み】
・TwitterのリプライをPythonで自動化したい！できる限り無料で使いたい。
・TwitterのAPIを使えば良い？お金はかかるのだろうか？
・Twitterを運用しているが時間がない！どうにかして負担軽減できない？
こういった「悩み」に答えます。
【本記事の内容】
① そもそもTwitterのリプライを自動化するとは？
➁ PythonでTwitterのリプライを自動化する方法2選
➂ 無料でPythonを使って自動リプライするたった1つの方法
④ 手順：GUI自動化ツールを使ってPythonスクリプトを自作
本記事に掲載した手順を実践したことで、Twitter APIに課金することなくPythonからTwitterのリプライができるようになりました(下の動画参照)。
記事の前半では「PythonでTwitterのリプライをする方法」と「無料でPythonからTwitterのリプライが可能か？に対する調査結果」を解説します。
記事の後半では、「無料でPythonを使ってリプライを自動化する方法や具体的なプログラム」を説明します。
この記事を読み終えることで、「Twitter APIに課金することなくPythonからTwitterのリプライができる」状態になります。
本ブログでは、Twitter APIなしでPythonから様々なTwitter操作を自動化する方法をご紹介しています。その他の操作自動化を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
>> 【実例8選】APIなしでPythonでのTwitter操作を実現する方法
そもそもTwitterのリプライを自動化するとは？
以下の順番で、Twitter(現X)のリプライ自動化に関してご紹介します。
【ご紹介事項】
・実演で理解！Twitterの自動リプライとは？
・なぜリプライを自動化したい？利用場面や利点は？
・リプライを自動化する際の注意点
実演で理解！Twitterの自動リプライとは？
X(エックス)、旧Twitterのリプライ(Reply)とは、他のユーザーが投稿したポスト(旧ツイート)に対して、そのツイートの下に返信する形で送信されるメッセージのことを指します(下図参照)。
ですので、リプライの自動化とは、特定のキーワードやハッシュタグに関連するツイートや自分宛てのツイートに対して自動的に定型文などを用いてリプライすることを意味します。
Pythonを使うことで、以下の動画のように、自分自身でTwitterを操作することなく、リプライを自動化できます。
なぜリプライを自動化したい？利用場面や利点は？
Twitterの自動リプライ(別名：オートリプライ)は、以下のように様々な場面で求められています。
| 場面 | 詳細 |
| カスタマーサポート | 企業は、顧客からの質問や問題に対して迅速に対応するために、リプライの自動化を求めています。一般的な質問や問題に対する事前に設定された応答を自動的に送信することで、カスタマーサポートの効率を向上させることができます。また、生成系AIの1つであるChatGPTを使うことでテンプレートなしで適切な顧客対応も実現できます。(PythonからChatGPTを使う方法はこちら) |
| 認知拡大 | イベントの告知やプロモーションにおいて、特定のハッシュタグやキーワードを含むツイートに対して、自動的に関連する情報やリンクを返信することがあります。これにより、イベントなどを効果的に拡散することが可能です。 |
| フォロワーへの感謝 | 新規フォロワーに対して、自動的に歓迎のメッセージや特典を送ることで、フォロワーとの繋がりを強化できます。 |
また、リプライを自動化することの利点としては、以下が挙げられます。
| 利点 | 詳細 |
| 迅速な対応 | リアルタイムでの返信が求められる状況において、自動化は効率的な方法です。カスタマーサポートなどでは、顧客の待ち時間を短縮し、満足度を向上させることができます。 |
| 一貫性の保持 | 事前に設定されたテンプレートやメッセージを使用することで、一貫性のある返信を維持できます。 |
| 負荷の軽減 | 自動化により、繰り返し行う必要のある単純なタスクを軽減することができます。これにより、人的リソースを他の重要なタスクに割り当てられます。 |
PythonでTwitterのリプライ自動化を実現することで自動返信Botを作成でき、様々なメリットを得られます。そのため、本記事でご紹介する方法を把握することで損はないです。
リプライを自動化する際の注意点
リプライを自動化することで、様々な恩恵を得られます。ただし、Twitter上では、ある条件下での自動リプライは禁止されています(下図参照)。
リプライ自動化が可能な場面と禁止場面を以下にまとめます。下記まとめは、本記事執筆時点の情報なため、最新の状況に関してはTwitterヘルプセンターを確認してください。
【リプライ自動化を使ってもよい場面】
・利用者が要求や意思表示をした場合にのみ自動返信を送信できる
・利用者の1回の反応に対して、1回のみ自動返信を送信できる
・利用者が@ツイートで返信を希望した場合、自動返信ができる
【リプライ自動化を使ったらダメな場面】
・不特定多数の利用者に一方的にメッセージを送ることは不適切な行為であり禁止である
・単純にキーワード検索やハッシュタグ検索にヒットしただけのツイートに対して自動的に返信を送ることは許可されていない
・@ツイートや返信をスパムとして利用したり、同一内容の@ツイートや返信を繰り返し投稿したりすることに利用してはならない。
以上より、Twitterのルールを順守しない自動リプライを実施した場合、Twitterアカウントが凍結される危険性があります。
Twitterのリプライを自動化することで様々なメリットを得られます。ただし、Twitterからは禁止されている場面があるため、そのルールを破った場合アカウント凍結の恐れがあるので注意してください。
PythonでTwitterのリプライを自動化する方法2選
PythonでTwitterのリプライを自動化したい場合、本記事執筆時点では、以下の方法があります。それぞれの方法の概要を簡単にご紹介します。
【ご紹介事項】
・方法①：Twitterの有料API(Pro以上)を利用
・方法➁：GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作
方法①：Twitterの有料API(Pro以上)を利用
Twitterには、「Twitter API」という仕組みがあり、この仕組みを使うことで、簡単にPythonなどのプログラミング言語からTwitterを操作できます。
Twitter APIには以下の4種類があり、Pythonから自動リプライを行いたい場合、Pro以上を選択する必要があります。
そのため、本記事執筆時点では、月に$5000(約70万円弱)支払わなければ、PythonでTwitterのリプライを自動化することができないです。
| 項目 | Free | Basic | Pro | Enterprise |
| 料金 | 無料 | $100/月 | $5000/月 | 価格相談 |
| できること | Twitter API v2を使ったツイート作成や削除のみ | Twitter API v2の全機能 | Twitter API v2の全機能 | Twitter API v2の全機能 |
各プランで操作可能な機能や単位時間当たりの制限回数などは、以下の公式サイトで確認できます。詳細を知りたい方は、以下をご覧ください。
>> Twitter API(Free)プランで使える機能と制限回数(公式サイト)
>> Twitter API(Basic)プランで使える機能と制限回数(公式サイト)
>> Twitter API(Pro)プランで使える機能と制限回数(公式サイト)
方法➁：GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作
Pythonには、Webブラウザを操作できるライブラリがあります。以下のようなライブラリを使うことで、Pythonプログラム内でTwitterのリプライを自動で行えます。
ちなみに、冒頭でご紹介した動画では、PyAutoGUIを使って無料で自動リプライを送信しています。
【GUI自動化ライブラリの一覧】
・PyAutoGUI（詳しくはこちら）
・selenium（詳しくはこちら）
以上が、TwitterのリプライをPythonで自動化する方法となります。ご自身にあった方法を選択しましょう。
無料でPythonを使って自動リプライするたった1つの方法
以下に関して順番に説明します。結論から言いますと、PythonからTwitterの自動リプライを無料でしたい場合、先ほどご紹介した「方法➁：GUI自動化ライブラリを使ってPythonスクリプトを自作」を採用するしかないです。
【ご紹介事項】
・そもそも有料ではダメな理由
・無料で自動リプライできるPythonライブラリは存在する？
そもそも有料ではダメな理由
Twitter APIのPro以上で提供されているFiltered streamのAPIを使うことで、Pythonからリプライの自動化を実現できます。ただし、月70万円程度の費用が発生します。
費用がかなり高額なため、予算が潤沢にある方でしたら問題ないですが、そうでない方にとってはキツイ出費になります。
無料で自動リプライできるPythonライブラリは存在する？
Twitter APIの有料化が2023年3月に実施されました。それまでは、Pythonライブラリであるtweepyで、下記サイトに掲載されているスクリプトを作成し実行することで、無料で自動リプライができました。
>> Twitterで、自動リプライ（V2）したくなったので、Python+tweepyでやってみた。
上記スクリプトを実行するためには、Twitter Develover上でTwitter APIを取得する必要があります。
Twitter Developerの登録手順に関しては、以下の記事をご覧ください。
>> 【コピペOK】PythonからTwitterへ自動投稿(ツイート)する手順
以上より、PythonからTwitterで自動リプライをしたい場合、先ほどご紹介した「方法➁」を採用するしかないです。
手順：GUI自動化ツールを使ってPythonスクリプトを自作
多くの人に公開することにより、Twitter社によって「方法➁」が禁止され、Pythonから無料で自動リプライする方法がなくなってしまう可能性があります。
大変申し訳ありませんが、方法➁の作り方は、本記事では非公開とさせてください。
どうしても作り方を知りたい方は、以下の有料記事のご購入を検討してください。有料記事には、「プログラムの流れ」「必要なツールやライブラリをインストール手順」「具体的なプログラム」を掲載しています。
>> PythonでTwitterのリプライの自動化を無料で実現する最終手段(Note)
上記Noteに掲載したプログラムの実行例は、以下となります。PythonからTwitterを操作でき、@ツイートに対するリプライの自動化もできています。
上記のプログラムの詳細が気になる方は、以下からアクセスしてください。
>> PythonでTwitterのリプライの自動化を無料で実現する最終手段(Note)
【まとめ】Pythonから無料でTwitterの自動リプライは可能！
いかがでしたでしょうか？
上記で紹介した方法を使うことで、Pythonから無料でリプライの自動化を実現できます。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
【おさらい】
・Twitter APIでPythonからリプライ自動化は可能！ただし有料…
・Proプランを使う必要があるが非常に高額である…(月70万円程度)
・GUI自動化ライブラリを使うことでPythonから無料でDM送信できる
Pythonから無料でTwitterのリプライを自動化するスクリプトを知りたい方は、以下にアクセスしてください。累計販売部数に応じて、価格を上げていくつもりなので、はやめのご購入をオススメします。
>> PythonでTwitterのリプライの自動化を無料で実現する最終手段(Note)
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